iPhoneでは、iOS11から「緊急SOS」と呼ばれる機能を利用できるようになりました。
日本の場合は、
- 警察
- 消防・救急
- 海上保安庁
に電話がかかり、緊急SOSを使ったiPhoneの位置情報も通報されます。
また、ヘルスケアAppに緊急連絡先を登録している場合、登録先にも位置情報付きでテキストメッセージが送られるようになっています。
実は非常に重要な、この「緊急SOS」は、
- iPhone Xまたは、iPhone8
- iPhone7以前のモデル
で微妙に操作が異なります。
ということで、この記事では「緊急SOS」の使い方をiPhone Xまたは、iPhone8とiPhone7以前のモデルに分けて、詳しく書いていきたいと思います。
万が一のときのための「緊急SOS」。
iPhoneユーザーであれば、キチンと理解しておきましょう。https://t.co/20F9uIJtEx— 稲林 タク @smatu.netの人 (@takg_jp) 2017年12月11日
iPhoneで「緊急SOS」を使う方法
iOS11をインストールした、iPhoneでは、以下の方法で緊急SOSを使うことができます。
- iPhone Xまたは、iPhone8
- iPhone7以前のモデル
では、操作方法が異なります。
使っているiPhoneが、どのような手順で緊急SOSを使えるか??しっかり理解しておきましょう。
iPhone XとiPhone8/8 Plusで緊急SOSを使う
- サイドボタンと音量ボタン(プラスでもマイナスでも)を押し続けます
- 「緊急SOS」のスライダが表示されます
- スライダをドラッグして緊急電話をかけます
サイドボタンと音量ボタンを押し続けた場合
サイドボタンと音量調節ボタンを押し続けると、自動的にカウントダウンがスタートし通知音が鳴ります。
カウントダウンが終わるまでボタンを押し続けると、自動的に緊急通報用の電話番号に発信するようにプログラムされています。
iPhone7以前のモデルで緊急SOSを使う
- サイドボタン(電源ボタン)を素早く5回連続で押します
- 「緊急SOS」のスライダが表示されます
- スライダをドラッグして緊急電話をかけます
インドで緊急SOSを利用する場合
インドでは、ボタンを3 回押せば、iPhone から自動的に緊急通報用電話番号につながります。
引用:Apple
指定連絡先へのテキストメッセージと位置情報の共有
緊急SOSの機能は電話が終わると、指定の緊急連絡先に現在地を知らせるテキストメッセージが送信される仕組みになっています。
この場合は位置情報サービスをオフにしている場合でも、一時的に位置情報がオンになります。
また、所在地が変わると緊急連絡先に都度最新の位置情報が送信されます。
所在地が変わると、緊急連絡先にそのつど最新の位置情報が送信され、約 10 分後に iPhone に通知が届きます。最新情報の配信を止めるには、ステータスバーをタップして、「緊急時の位置情報の共有を停止」を選択します。共有を続ける場合、その後 24 時間、4 時間ごとに停止するかどうかを確認する通知が表示されます。
引用:Apple
緊急連絡先を追加、または削除する方法
緊急連絡先は、iPhoneのヘルスケアアプリから登録や削除することができます。
ご自身の緊急連絡先に「誰が登録されているか?」を確認したい場合は、以下の手順で確認や削除を行ってください。
緊急連絡先を確認・登録する方法
- ヘルスケアのアプリを起動します
- 「メディカル ID」タブをタップします
- 「編集」をタップして、「緊急連絡先」までスクロールします
- プラスアイコン をタップして、緊急連絡先を登録します
- 連絡先をタップし、関係性を追加します。
- 「完了」をタップします
(ここで一番下までスワイプすると、緊急連絡先に登録されている人を確認できます)
(間柄は父・母・配偶者など15項目くらいから選択できます)
以上の操作で、緊急連絡先を確認・登録することが出来ます。
また緊急連絡先は、複数登録しておくことが可能です。
緊急連絡先を削除する方法
- ヘルスケアのアプリを起動します
- 「メディカル ID」タブをタップします
- 「編集」をタップして、「緊急連絡先」までスクロールします
- 登録されている連絡先の横のマイナスアイコンをタップします
- 「削除」をタップします
- 「完了」をタップします
以上の操作で変更が保存され、緊急連絡先の削除が完了します。
なるべく一つは、緊急連絡先を登録しておくようにしましょう。
また、スマホを複数所持している人も増えていると思うので、用途に応じて登録先を分けておくとよいと思います。
【例】プライベートiPhone…家族、仕事用iPhone…会社の代表番号…など。