今回リリースされた新機能のなかで,個人的に一番よかったのは「ウィジェットとAppライブラリでiPadを整理してパーソナライズ」だった.
何がよかったのかというと,iPhoneとiPadの環境(アプリの配置)をほぼ同じにすることができるから.
2021年9月20日,iOS 15とiPadOS 15がリリースされた.
それぞれリリースされた新規のは,ざっと下記のとおり(すべてApple公式のNewsroomからの引用).Safariでウェブブラウジングがしやすく再設計されたり,メモやマップや天気アプリがさらにつかいやすくなったりと,iOS 14(またはiPadOS 14)から順当な進化を遂げている.
- より自然なFaceTime通話のための拡張
- メッセージでつながり続けるためのさらに多くの方法
- その日集中すべきことを見つけるためのパワフルなツール
- 通知の新鮮なこれまでにないデザイン
- デバイス上の通知が「テキスト認識表示」,高度なSpotlight検索,メモリーを提供
- 再設計されたSafariのブラウズ
- Appleマップでナビゲートして探索
- 新しいキーと州発行の身分証明書がAppleウォレットで利用可能に
- 再設計された天気アプリケーション体験
- メモアプリケーションでの生理とコラボレーション
- プライバシーコントロールの追加
- その他複数の機能
- マルチタスクとキーボードショートカットでより多くのことができるように
- ウィジェットとAppライブラリでiPadを整理してパーソナライズ
- 「クイックメモ」で考えを記録してタグを整理
- より自然なFaceTime通話のための機能強化
- 集中するためのツールと,通知の新鮮な新しいデザイン
- デバイス上の知能が新しい写真の機能や高度なSpotlight検索を実現
- コミュニケーションのための新しい方法を備えた翻訳アプリケーションがiPadに登場
- プライバシーコントロールを追加
- その他複数の機能
これまでのiPadOSは,アプリを「ホーム画面から取り除く」ことができなかった.なので,iPhoneのホーム画面を1ページにまとめている人のように,極端に表示するアプリを絞り込んでいる場合,iPhoneとiPadの環境を同じにすることが難しかった.
この度「ウィジェットとAppライブラリでiPadを整理してパーソナライズ」がiPad OSにも実装されたため,あまり使わないアプリは非表示にしておくことができ,iPhoneとホーム画面の配置を揃えることが可能になった.
iPhoneとiPadの環境(ホーム画面のアプリの配置)を揃えておくと,それぞれのデバイスで操作効率が上がる.そして,ゲームやSNSなど,時間をついつい奪うアプリをホーム画面から取り除くと,本当に自分がやりたいことに時間を使うことができる.
人間は簡単にできることは,ついつい手を伸ばしてしまう性質を持っている.そのため,悪い習慣(長時間のゲームや,目的なく眺めるSNSなど)は障壁を設けることで改善できる,と言われている.
iPad OSでもアプリの非表示が可能になったので,この機会に本来iPadでやりたかった作業用のアプリだけでホーム画面を整理し,それ以外のアプリは非表示にしておきくとよいだろう.それに何より,「ホーム画面が一つ」のiPadはかっこいいのだ.
〈了〉
SourceNotes
- Apple: iOS 15、本日提供開始
- Apple: iPadOS 15、本日提供開始