最近めっきり寒くなってきたので、湯船につかりながらiPhone Xを使うことが増えてきました。
iPhone Xは、iPhone7、iPhone7 Plus、iPhone8、iPhone8 Plusと同様、IP67と呼ばれる等級の防沫・耐水・防塵仕様になっています。
そうです、よく読むと「防水」ではなく「耐水」仕様なんですね。
ということで、この記事ではiPhone Xの耐水性能と濡れた時に対応方法について書いていきたいと思います。
iPhone X。
防水でなくて、耐水なんですね。https://t.co/7bkZw9o6e1— 稲林 タク @smatu.netの人 (@takg_jp) 2017年12月18日
IP67について
iPhone7からiPhone Xまでは、IP67という規格の耐水・防塵・防沫性能になっています。
iPhoneの耐水性能の前に、まずは「IP67」という規格について紹介します。
「IP67」のIPは、Ingress Protectionという単語の頭文字です。
Ingress Protectionとは、”進入からの保護”といったような意味です。
IPの後の数字は、「人体・固形物体に対する保護」の等級と「水の侵入に対する保護」の等級を示しています。
最初の数字が「人体・固形物体に対する保護」を、2番目の数字が「水の侵入に対する保護」を表します。
67の「6」は、「完全な防塵構造」のレベルを示していて、6段階中の最上クラスです。
67の「7」は、「規程の圧力、時間で水中に沒しても水が浸入しない」レベルを示していて、8段階中で上から2番目のクラスです。
この様に、iPhone Xは非常に高いクラスの耐水・防塵・防沫基準をクリアしています。
iPhone Xの耐水性能
iPhone Xの耐水性能は、永久に持続するものではありません。
水濡れが原因での故障は、Appleも公式に保証の対象外としています。
防沫・耐水・防塵性能は永久的に持続するものではありません。通常の使用状態でも耐性が損なわれる場合があります。水濡れによる損傷は、保証の対象外となります。
そのため、iPhone Xを利用する時はいかに耐水仕様とはいえ、以下の点には注意する必要があります。
間違っても大切な端末を、わざと水没させたりしないようにしましょう。
- iPhoneを着用したまま泳ぐ
- iPhoneを着用したまま入浴する
- iPhoneに水圧が強い水をかける (例:シャワー、マリンスポーツなど)
- iPhoneをサウナで使う
- iPhoneを意図的に水没させる
- 推奨の温度範囲外(または極度に湿度の高い環境)で iPhoneを使う
また、落下や分解などもiPhoneの防水性能に影響を与えます。
不注意での落下にはくれぐれも注意し、興味本位での分解は行わないようにしましょう。
iPhone Xが濡れた時の対処方法
iPhoneが濡れたり、水没してしまった場合はどう対処すれば良いのでしょうか!?
Appleの公式ページの情報をもとに、iPhoneが水没したときの対処法をみていきましょう。
STEP1:糸くずのでない柔らかい布で拭き取る
iPhoneが水没したり、液体が付着した場合は、糸くずの出ない柔らかい布で水分を拭き取ります。
メガネ拭き(レンズクロス)のようなモノが理想的です。
Lightningコネクタ内は、ペーパータオルや綿棒で拭き取りがちですがそれはNGです。
SIMトレーもiPhoneが完全に乾くまでは、開けないようにしてください。
STEP2:iPhoneを軽く叩いて水分を出す
iPhoneの水分を拭き取ったら、本体を軽く叩いて水分を排出させます。
Lightningコネクタを下にして、手のひらで優しく叩いて水分を出します。
水分が排出されてしまったか?は、乾いた布をiPhoneの下に敷き水滴がつかないかで確認するとよいでしょう。
STEP3:自然乾燥させる
iPhoneから水分を排出させたら、その後は自然乾燥させます。
ドライヤーや温風を当てて乾かしたり、間違っても電子レンジで加熱したりしないようにしましょう。
自然乾燥させる際は、風通しの良いところに置いたり、扇風機の風をLightningコネクタに当てるようにします。