Substack はじめます.
2021年は,WordPress(ブログ)だけでなく, このSubstackやnoteなど他のプラットフォームでの情報発信に挑戦します.
2週間ほど前からnoteへの投稿も再開しました.記事の内容によっては,初動はnoteの方が閲覧数が伸びることも分かってきました.
プラットフォーム別で反応や閲覧数の伸びが異なるので,内容によって発信する場所を最適化していこうということを計画中です.
- WordPress(ブロク)> Tech を使って効率よく生きる情報
- Substack > ブログの記事をベースにニュースレターで読者とつながりたい
- note > ブログのテーマから外れた内容を深堀りして発信
ざっくりと↑のようなイメージを持っています.
さて,今日の本題は Substack をはじめる理由です.
これからSubstackをはじめようと考えている人や,個人でのニュースレター配信(メルマガ)に興味がある人の参考になれば幸いです.
また,Substackの現状/Substackでコンテンツを発信するメリットを,簡単にまとめておきます.
Substackをはじめようと考えた理由.
Substack(サブスタック)は,ニュースレター配信のプラットフォーム.
数年前から,ウェブメディアの業界で注目を集めているサービスです.
日本では「メルマガ」と言えば,ほとんどの人がピンとくると思います.
ニュースレター ≒ メルマガ ←と考えて問題ありません.
ぼくは「ライフハック・ジャーナル」というブログがきっかけで,Substackを知りました.
動画もあるので,こちらも埋め込んでおきます.
「ニュースレター」「メルマガ」と聞くと,枯れたテクノロジーのような印象を抱く人も多いでしょう.しかし,海外ではニュースレターに再び注目が集まっています.
- 誰でも個人で発信力のあるメディアを持つことができる
- 自分のメディアを通じて収益をあげることができる
ニュースレター配信には,上記のような可能性があるからです.
海外では,新型コロナウィルスの影響で既存メディアから解雇されてしまったジャーナリストが,Substack の可能性を信じて独立するというブームも起こっています.
日本のTech系メディアでも,ちょいちょい取り上げられているので,この1〜2年でブームが訪れる可能性もあります.
参照: ニュースレタープラットフォームのSubstackに集まる注目
Substackの魅力と強み
Substackは,ニュースレター・メルマガを配信するサービスです.
読者はメールアドレスを登録することで,直接記事をHTML形式のメールで受信できます.
ニュースレターやメルマガは,発信者が読者へ直接コンテンツを届けることができます.これは,ブログやnoteなどのプラットフォームに無い強みです.
さらにSubstackは,記事をメールの受信箱だけでなく(ブログ記事のようにして)ウェブ上で読むことが可能です.この機能,意外と便利です.
Substackに投稿した記事は,ウェブ上で固有のリンクをもっています.
そのため,無料記事であれば,メールアドレスを登録すること無く閲覧することもできる仕組みになっています.
読者側は,「気になる記事だけどメールアドレスは登録したくない」という場合でも,ウェブからコンテンツを読むことができます.
- その人の発信する情報を定期的に受け取りたい > Substack で購読
- その記事だけをとりあえず読んでみたい > 購読せずウェブで読む
Substack はまさに,ブログとメルマガのいいとこどりをしたようなサービスだと言えます.
「Substack」と「ブログやnote」の違い.
ブログやnoteは,基本的に「発見」のメカニズムの上に成り立っています.
それに対して,Substackやメルマガは「発信」のメカニズムを土台とします.
- ブログやnote > 発見のメカニズム
- Substackやメルマガ > 発信のメカニズム
少しだけ,この考え方を深堀りします.
- 発見してもらうことで閲覧数が伸びる
- ブログは基本的に検索(SEO)に依存している
- noteもnote上のリコメンドに依存している傾向が強い
- フォローやRSSの仕組みもあります.しかし,近年この力は弱まっている
ブログやnoteの記事は,発見してもらうことが前提です.
ブログはSEOに依存しており,noteの記事もnoteの中のリコメンドとアルゴリズムに支配されています.
フォローやRSSという仕組みもあるものの,近年この力は弱まっています.
SNSやニュースアプリで拡散することもありますが,一過性のトレンドで終わることがほとんどです.
- 直接読者にむけて発信することが前提
- メールアドレスを登録してもらい,受信箱にコンテンツを届ける
- 共感してもらえればファンになってくれる可能性が高い
- Substack には発見の要素も残っている
これに対して,Substackやメルマガは直接読者にコンテンツを届けます.
自分でファンを獲得できる場合,この仕組みは活きてきます.
さらに Substack にはブログ的な要素もあるので,発見してもらう余地も残っています.
このような独特の仕組みにより,固定の読者とつながりを持てる可能性を Substack は秘めています.
Substack を知った時に,ここに魅力を感じました.
ここで紹介した考え方は,「ライフハックジャーナル」の堀 正岳 (@mehori)さんが詳しく解説されています.Substackにも記事がアップされているので,ぜひ読んでみてください.
僕もこの記事を読んで,「Substack」と「ブログやnote」の違いをきちんと理解することができました.
Substackには定期購読の仕組みもある.
Substackには,有料購読の仕組みもあります.
noteのように有料コンテンツを配信し,読者の方に課金してもらうこともできます.
例えばパブリックな情報を無料記事として配信しつつ,そこで獲得した読者に向けてより深い情報を有料記事として届ける.こんなことが Substack を使うとできるようになります.
noteのように記事単体の課金はできません.しかし,すでに固定の読者を持った発信者であれば,Substack 上で上手くファンの方とつながりを持つことができると考えます.
数年 note を使って発信しています.長年不満に感じるのは,エディターが大変使いにくく,投稿がしづらい点です.箇条書き(リスト)すら使えないのは,致命的な弱点と感じています.
僕の場合 note で発信した記事は,初動ではブログよりアクセスが集まることがあります.しかし,継続して閲覧してもらえることが少なく,ブログに記事を置いておくほうがメリットが大きいです.
情報を置いておく場所として,note は現状メリットが少ないという結論に至ってます.
- Substack は月額・年購読の課金にのみ対応
- note は月額課金と記事単位の課金,投げ銭にも対応
note で定期購読マガジンを運用しているひとならば,Substack に移行するメリットが大きいかもしれません.
すでに note などで多くのユーザーを獲得している人は,Substack をはじめる意味は十分にあると考えいます.note の場合,定期購読している読者のメールアドレスを発信者は知ることができません.
これは,もし何かの理由で note が使えなくなったとき,それまで積み上げた資産が一瞬でなくなることを意味します.
最近,YouTubeで発信していたインフルエンサーが,独自サービスへ舵を切る理由もこの状況と似ている部分があります.
読者のリスト(メールアドレス)を持ていること.そして,そこに情報を届けるプラットフォームを持っていることは,これからの時代で強みになる可能性が高いです.
弊ブログの今後の方針.
ということで,Substack をはじめる理由や,既存のプラットフォームとの違いを解説しました.
- Substack はニュースレター配信のプラットフォーム
- メールアドレスを登録してもらい,受信箱にHTML形式で配信できる
- 記事をブログのようにウェブで読むことも可能
- 定期購読の仕組みもあり,読者と直接関係を築ける
- 海外でニュースレターは再び注目を集めている
- 今後日本でも,Substack は伸びるかもしれない
- note より記事を書きやすい(エディターが優秀)
弊ブログはこれまで,自分の好きなことや趣味を中心とした情報発信をしてきました.
今年は,雑記ブログ化しているこのブログを少し方向修正する予定です.
テーマは「Tech で人生を楽にするブログ」.
身近にある便利なガジェットやソフトウェアを活用して,僕たちの人生がちょっとだけ楽になる情報を日々お届けします.
テクノロジー(6)カメラ(1)ゲーム(1)書籍(2),これくらいのバランスを当面はキープするよう心がけていきます.
〈了〉
SourceNotes
- Substack
https://substack.com/ - ライフハックジャーナル
https://mehori.substack.com/p/hello-world - ほりまさたけ(さんのYouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UC4vvXLomkcpXqG0p7Mvs1rg
Substack(サブスタック)は,ニュースレター配信のプラットフォーム.数年前から,ウェブメディアの業界で注目を集めているサービスです.
この記事では,Substack の特徴や,すでに日本で使われているサービスとの比較を行っています.