FUJIFILMさんが販売している,スマホ用チェキプリンタ『instax mini Link(インスタックス ミニ リンク)』を購入.デジカメやミラーレスカメラを使って,写真を楽しんでいる人にもおすすめのガジェットなので,口コミと購入して1週間ほど使った感想を書いておきます.
結論から言うと「買ってよかった」.
僕は,Nikonの Z6 を使って写真を楽しんでいます.『instax mini Link』を手に入れたことで,外出先ですぐにチェキ印刷ができるようになり,これまで以上に写真が面白くなりました.さらに,撮った写真をその場で渡せるので,自分だけでなく人にも喜んでもらうことができる.
この「人に喜んでもらえるようになる」ということは,結構重要.
写真は,どちらかというと内向的な趣味と思われがち.なので,写真をパシャパシャとっていると,周りからは「なにが楽しいの」みたいな目線で見られることもしばしば.そんな写真を趣味に持つ人々の悩みを,『instax mini Link』は解決してくれます.
ということで,この記事が
- 「instax mini Link が気になるなぁ」という人
- 「写真が趣味で,できれば人に喜んでもらいたい」という人
- 「写真を撮るようになって,プリントにも興味が湧いてきた」人
こんな方達の参考になれば幸いです.せひ最後までご笑覧ください.
ファーストインプレッション その1: 充電ステータスご表示による「不具合品かもしれない」という疑惑.
実は購入当初「不良品に当たってしまった…」という疑惑を抱きました.『instax mini Link』との出会いは,結構ネガティブなものでした.主な理由は以下のとおり.
- 本体の起動〜スマホとの接続が上手くいかず,「不具合のある製品」だと勘違いしそうになった
- 本体の作りがチープで,やや残念に感じた
1つ目の「不具品かも」という疑惑.
マニュアルによれば,充電時にLEDが緑で点滅するのは,バッテリーの充電がほぼ完了している状態.充電できているので,本体を起動してスマホとの接続を行えるはずです.しかし,何度電源ボタンを押しても,最終的にLEDランプが黄色く点灯したり,赤で点滅したりしてしまい,スマホとの接続ができません.
マニュアルをよく読むと,「黄色の点灯=エラー発生(高レベル)」の記載が.悩んだ結果,「購入したばかりだし,緑点滅しているが充電ができていないのではないか」との仮説をたて,30分ほど充電を行うことに.
結果,本体が無事に起動しiPhoneと接続も完了.アプリ側でも instax を認識し,バッテリーの残量の確認などできるようになりました.
購入したばかりだと,バッテリーの残量がゼロに近い可能性もあります.なので,『instax mini Link』の初回起動時には,30分程度充電をしてから初期設定を行うことをおすすめします.同じような症状でお困りの場合は,無理に起動を何回も行わず,充電を実施してみましょう.
『instax mini Link』にフィルムパックをセットする.フィルムは付いてこないので,別途購入が必要.
『instax mini Link』にはフィルムは付いていない.なので別途,フィルムパックを購入しておく必要があります.価格は後述していますが,最初は10枚から20枚購入しておくとよいと思います.
『instax mini Link』を充電し,アプリもインストールできたらフィルムパックをセットします.基本的には,フィルムパックの注意書きのとおりセットすればOK.
ファーストインプレッション その2: お世辞にも「高級感がある」とは言えない外観.
正直なところ『instax mini Link』の外観は,高級感があるとはお世辞にも言えません.
プラスティック製で,良く言えば「カジュアルで愛着の湧くデザイン」ではあります.しかし「少々チープ感がある」と表現したほうが,外観の特徴は伝わると思います.
ちなみに,僕が購入したカラー「デニム」.なので,『instax mini Link』の雰囲気に合うのは「ホワイト」や「ピンク」なのかもしれません.「本製品に,あまり高級感を求めてはいけない」というのが個人的な感想.これから購入する人は,このことを頭に入れておいたほうがよさそう.
公式サイトの画像は,製品の外観を正しく表現してあります.事前に公式サイトを良く観察したり,YouTubeでレビュー動画を視聴するなどして色を決めることをおすすめします.ちなみにしばらく使っていると外観にも慣れてきて,それなりに愛着を持てるようになります.「人間の目は,本当に慣れるものだな」と思いました.
公式サイトhttps://instax.jp/mini_link/
instax mini Link 1週間使ってみた感想.「買ってよかった」
散々ネガティブな感想ばかりを書きました.開発者の皆さん,ごめんなさい.しかし,1週間ほど『instax mini Link』を利用してとても満足しています.
1万円ちょっとでこの体験,とてもコスパのよいお買い物.
昨今,写真を簡単に量産できるようになり,撮っているばかり.「写真を見る」「写真を楽しむ」といっても,スマホの画面上でデジタルに消費することがほとんどです.そんな現代において,物理的に写真を印刷して飾ったり,人に贈ったりできるのは新鮮な体験だと感じました.
『instax mini Link』のいいところは,カメラやスマホで撮った写真をその場でプリントできるということ.設定さえ済ませておけば,1分足らずでスマホの写真がチェキプリントされます.プリントの時間は12秒.プリントされたあと,少しづつ写真が浮かび上がってくるのもチェキのいいところ.
チェキ用フィルムは消耗品,しかし価格は良心的.
チェキ用フィルムはもちろん消耗品.ただ価格はそこまで高くなく,1枚60〜65円くらいで購入できます.Amazonには,10枚・20枚・100枚とそれぞれ用意されているので,使用頻度に応じてフィルムを買い足すとよいでしょう.僕は最初に20枚買って,その後はちょこちょこ買い足すような使い方をしています.
この記事を書いている時点では,Amazonでは以下の価格となっています.(なぜか20枚が一番安い)
- 10枚…673円(1枚あたり67.3円)
- 20枚…1,255円(1枚あたり62.7円)
- 100枚…6,350円(63.5円)
本体は手のひらサイズで200グラムちょっと,持ち運ぶならケースがあると安心.
『instax mini Link』は手のひらサイズ(90.3mm × 34.6mm × 124.5mm)で重さは 209g.フィルムも軽いので,入れてもほとんど重さは変わりません.
『instax mini Link』の公式ケースが販売されているようですが,靴下のようなケースなので,しっかりしたケースを別で購入したほうが,頻繁に持ち運ぶ場合は安心でしょう.
充電は,付属のUSBケーブル(タイプCではなくタイプB)を使って行います.アダプタは付属していないので,iPhoneなどのUSBアダプタが別途必要です.
使用上の注意点: 蓋を開けたらダメ.印刷後はチェキは振ったりしないように.
『instax mini Link』は背面のロックをスライドさせてフィルム室を開ける仕組みになっています.
フィルムパックを装填したあとは,使い切るまで開けないように注意が必要.使い切るまでにフィルム室を開けてしまうと,正しくプリントできない可能性があるようです.
またプリントした直後は,写真が早く浮かび上がらないかと,チェキを振ったりしてしまいがち.ですが,チェキは振ったり,こすったり,曲げたりするのはNGです.印刷されたらフィルムには触れずに,30秒ほど待つようにしましょう.
まとめ: チェキプリントすると写真がもっと楽しくなる.
「写真をプリントできたら,今よりカメラが楽しくなるのではないか」そんな好奇心から購入した『instax mini Link』.1週間ほどじっくりと使ってみたところ,かなり気に入っています.
外出時には,カメラとともにリュックに入れて,ほぼ確実に持ち出すようになりました.外でパシャパシャ撮った写真を,パッと印刷してプレゼントすると予想以上に喜んでもらえます.これまで撮影するだけで満足していた人も,もっとカメラの醍醐味を感じることになるでしょう.
気に入った写真は,そのまま手渡しでも問題ありません.ただチェキは指紋が付きやすいので,小さいOPPパックを準備しておけば完璧.気に入ったチェキができたら,小さめの写真立てに並べて飾ったりするのもおすすめ.
〈了〉
SourceNotes
- チェキ公式サイト
https://instax.jp/mini_link/#top