写真集『MAGNUM MAGNUM 増補改訂版』とは?
『MAGNUM MAGNUM 増補改訂版』は,2024年の3月に発売された写真集です.増補改訂版とあるとおり,2007年に発行された『MAGNUM MAGNUM』を改訂した新しい写真集となります.
出版社は青幻舎,ページ数は728ページ,判型は295×245×65mmで,重さは驚きの4.3kg(ハードカバー+スリーブ)という仕様となっています.定価は22,000円です.
写真が好きな方にとっては釈迦に説法ですが,この写真集のタイトルにある“MAGNUM|マグナム”は,世界を代表する写真家の集団で,ロバート キャパやアンリ カルティエ=ブレッソンらが所属したことでも有名です.(参照先:Wikipedia|マグナム・フォト)
『MAGNUM MAGNUM(写真集の方)』は,そこに所属する写真家たちが,一人一人写真を選びそれをコメントとともに掲載するという,写真のプロ集団のセレクトした写真集です.
(増補改訂版ではない)『MAGNUM MAGNUM』は,マグナムフォトの60周年記念として,2007年に発売されました.
今回紹介している『MAGNUM MAGNUM 増補改訂版』は,2007年版から新たに25名の新メンバーを追加し,150点以上の新作を収録,総533点の写真を700ページを超えるボリュームで収録するという,写真好きなら一度は手にしてみたい写真集です.
この増補改訂版が,2024年に発売され,発売以降ずっと気にはなっていたものの,その価格と重量に圧倒され,これまで購入に踏み切ることができていませんでした.
重量は約4キロ,価格は22,000円(税込)です──家族が知れば,「何を買ってきたのか?」と突っ込まれそうだし,鈍器になりかねないその質量は読んでいても疲れそうです.
『MAGNUM MAGNUM』はなぜ価格が高騰しているのか?
まず知っておきたいことは,2007年の初版『MAGNUM MAGNUM』が名作写真集として,すでにプレミア化していることです.
2007年版は,Amazonで在庫が1点のみ,価格はほぼ5万円となっています.メルカリでは現在購入できる出品はありませんでした.
増補改訂版の定価は,前述したとおり2万円+税なので,22,000円です.
今年(2025年の)10月から11月中頃まで,こまめに価格をチェックしていましたが,Amazonでは3万円弱くらいがおおよその価格相場となっており,メルカリではAmazonより高額な5万円以上の価格がつけられ出品されています(出品は1点のみでした).
このような状況ですから,記事を書いている2025年11月末時点でも定価で購入するのは難しくなっています.11月入ってからしばらくはヤフーショッピングでは定価で販売されていましたが,それもすでに完売.
紀伊國屋書店の在庫検索では「在庫なし」,丸善ジュンク堂では数店舗在庫が残っていますが,ネットから購入はできなくなっていました.
丸善ジュンク堂のアプリでは,通常の書籍であればネット取り寄せが簡単にできますが,在庫が少ないせいか,それもできなくなっています.
増補改訂版も絶版になってしまえば,この2007年版と同じくらいの価格かそれ以上に高騰する可能性もあります.
そもそも,なぜ写真集はプレミア化してしまうのか?
写真集は,なぜこのように価格が高騰してしまうのでしょうか?
理由は,写真集は初版以降増刷されるケースが少なく,そのまま絶版になることが多いからです.
僕が所有している写真集の中にも絶版となり,当時は定価で買えていたが,現在は何倍もの価格がついて,古書店やネットで流通している本を見かけます.
『MAGNUM MAGNUM 増補改訂版』も発売されてからしばらくは,大型書店で棚に並んでいるような状態でしたが,ここ半年ほどは棚からも消えてしまい,書店では見かけなくなっていました.
ふと「このまま絶版になりプレミア化してしまうのでは──」と嫌な予感がし調べてみると,紀伊國屋書店の在庫は「SOLD OUT」,丸善ジュンク堂アプリの検索でも「取り寄せ不可」,ネット通販でも値上がり傾向という状態です.
いよいよこのままいくと,定価では買えなくなってしまう──という危機感に後押しされ,一年半越しで購入の決意が固まりました.
駄目元でジュンク堂で注文を試みて成功する
では,今回どうやってプレミア化している『MAGNUM MAGNUM 増補改訂版』を定価で購入できそうか,ということをお伝えします.
正攻法といえば正攻法で,いつも通っている福岡のジュンク堂で注文できたからです.
ジュンク堂のアプリで「取り寄せ不可」だからおそらく書店でも注文は受け付けてくれないだろう──と,駄目元で問い合わせてみたのですが,案外すんなり注文に成功しました.
取り寄せに2~3週間かかることと,注文後のキャンセルが不可であること以外は,なんの条件もありません.書店からの購入ですから,もちろん定価です.
といことで,案外すんなりと『MAGNUM MAGNUM 増補改訂版』を,ジュンク堂書店(実店舗)から2025年末時点で注文できました──というオチでした.
前述したとおり,写真集はちょっと迷っていると,いつの間にか入手困難になっていて,プレミア価格がついているということがよくあります.
お読みいただいている貴方は,きっと「マグナムマグナム 価格」や「マグナムマグナム 買えない」「マグナムマグナム 定価」などで調べて,この記事にたどり着いてくださった方だと思います.
『MAGNUM MAGNUM 増補改訂版』も,時期を逃すと定価で手に入れることができない可能性が高い写真集です.
もし,注文できそうな書店が近くにあれば,注文を試みてはいかがでしょうか.

ネットで高騰している本でも,版元に在庫があるうちは書店経由で定価で購入できることがある
最後に,ちょっとした補足をして終わりにします.
今回紹介したとおり,「ネットで価格が高騰している本でも,版元に在庫があるうちは,書店経由で定価で購入できる可能性がある──」ということは,写真集に限らず本を探すときに覚えておいて損はないと思います.
実際,今回のケースがそうでした.
ネットでの価格高騰や,書店の在庫検索でSOLD OUTが目につき始めたくらいが,注文すべきタイミングかもしれません.
僕の場合,ジュンク堂のアプリを見せながらジュンク堂で注文したのでスムーズに対応いただけましたが,これとは違った状況での注文が想定されるため,以下のことを控えて(メモして)注文するとよいでしょう.
書店で注文する時に準備しておきたい,書籍の情報
1.書名(本のタイトル)と著者名
2.出版社
3.ISBN(978などから始まる本の後ろに書かれている番号)
4.発売日
写真集は特にそうですが,本は欲しいと思ったときが買い時です.
価格や在庫の変化に一喜一憂するのも本と自分の物語の一部であり,そんな一期一会も含めて読書は愉しいのかもしれません.
『MAGNUM MAGNUM 増補改訂版』も,僕にとってはそんな一期一会の一冊でした.
書店に入荷したら,すぐにお迎えに行こうと思います.
在庫がない,ネットで価格が高騰しているから──と諦める前に,近所の書店で取り寄せできるか一度相談してみることをおすすめします.
この記事が,同じように一期一会の一冊を探している方の,小さなきっかけになれば幸いです.
了.






