日本経済新聞社が発行する日経MJ(流通新聞)。
消費と流通、マーケティング情報に特化した専門紙なので、ビジネスマンや経営者の方で購読しているという人も多いでしょう。
先日、日経MJの購読料が6月1日から改定されることが発表されました。
現在は月額2,097円ですが、これが2,300円(税込)に値上がりします。
日経新聞の記事によると、1993年以来25年ぶりの価格改定となっているそうです。
日本経済新聞社は6月1日から日経MJ(流通新聞)の月ぎめ購読料を、現在の2097円から2300円(消費税込み)に改定させていただきます。
引用:日経新聞電子版「購読料改定のお願い 6月から月2300円に 」より
【6月21日:更新】
7月1日から、日経MJの単独購読が可能になります。
詳しくは以下の関連記事で紹介しています。
電子版の日経MJは価格据え置き
ちなみに日経新聞や日経MJには、電子版があります。
ぼくの場合どちらも電子版で購読しているのですが、6月1日以降も電子版のMJは価格が据え置きのままです。
なお、一部売りは200円(現行170円)にさせていただきます。日経電子版とセットで提供している日経MJビューアーの価格(月額1000円)は据え置きます。
引用:日経新聞電子版「購読料改定のお願い 6月から月2300円に 」より
日経新聞と日経MJの電子版・紙版との価格比較は以下のとおり。
両紙を購読している場合、月の購読料は電子版が5,200円に対して、紙版は7,200円にもなります。
年間で換算すると、2,4000円も紙版の方がお金がかかってしまう計算です。
日経新聞(電子版) | 日経MJ(電子版) | 日経新聞(紙版) | 日経MJ(紙版) | |
---|---|---|---|---|
月額 | 4,200円 | 1,000円 | 4,900円 | 2,300円 |
購読料合計(月額) | 5,200円 | 7,200円 | ||
購読料合計(月額) | 62,400円 | 86,400円 |
日経新聞電子版のメリット
こうやって改めて価格を比較してみると、「日経新聞は電子版で買ったほうが、どう考えてもメリットが多いなぁ」と感じてしまいます。
電子版で購読するメリットとして感じるのは、以下の5つです。
数年前は紙で購読していましたが、電子版で読むようになってからは紙に戻ることは考えられなくなりました。
メリット1:価格が安い
価格は先程比較したとおり、紙より電子版が安いです。
ややこしくなるので表には記載していませんが、日経新聞には紙と電子が両方利用できるダブルプランもあります。
紙版を購読している人は、月額プラス1000円で電子版の購読もできるのでプラン変更を検討してもよいと思います。
数ヶ月使ってみて、「紙はいらないな…」と感じたら電子版のみに切り替えましょう。
メリット2:どこでも読める
喫茶店や電車の中でも、日経新聞を読んでいる人をよく見かけます。
電子版を読んでいて思うのは、「紙は読みにくそうだなぁ」ということです。
2つ折して読むとある程度コンパクトになるかもしれませんが、折るのも紙面をめくるのもとても面倒です。
電子版であればタップしてめくるだけなので、満員電車でも狭いスペースで読むことができます。
また、日経電子版には「紙面ビューアー」という便利な機能とアプリがあります。
これを利用すると、紙面と同じ状態で記事を一覧でき、さらに気になった記事はEvernoteに保存が可能です。
自宅を出る前に紙面ビューアーで記事を保存しておき、移動中に保存した記事をEvernoteから読む。
といった流れを作れば、効率よく記事を読むことができます。
メリット3:保存が簡単で綺麗
「どこでも読める」で書いたとおり、日経電子版の記事は簡単にEvernoteに保存することができます。
紙面ビューアーから保存すれば、「紙面ままの記事」「テキストと画像の記事」の両方を一度の操作でEvernoteに送ることができます。
紙面ビューアーからEvernoteに送った記事は、デジタルスクラップしたように綺麗で見やすい状態で保存ができます。
Evernoteに「日経新聞」といったノートブックやタグをつくっておけば、検索や参照も簡単です。
インプットした情報は、必要な時にアウトプットできてこそ価値があります。
情報を整理したいニーズにも、電子版はしっかりと応えてくれます。
メリット4:記事を検索できる
Evernoteに保存した記事は、簡単に検索や参照することができます。
キーワード検索をしたり、先程紹介したように専用のノートブックをつくることで情報を整理しておきましょう。
ちなみにぼくの場合は、ノートブックやタグでの管理は止めてしまいました。
検索で「日経」と入力することで日経新聞の記事を一覧できるので、日経新聞関連の記事を読んだり探す時はこの方法を使っています。
メリット5:共有が簡単
電子版の記事は共有も簡単です。
SNSへの共有は、アプリ右下にあるアイコンから簡単に行えます。
最近では名刺管理アプリの「Eight(エイト)」へのシェアボタンも追加されています。
電子版のデメリットは「はい、もう読んだからあげるよ」ができないくらい
この様に日経新聞を読む場合、どう考えても電子版の方が利点が多いです。
紙版のメリットも考えてみましたが、「はい、もう読んだからあげるよ」ができることくらいです。
企業で購読するケースでは、まわし読みできるので紙版のメリットが少しはあるかもしれませんが…。
(法人は日経電子版プロがあるので、個人的には法人でも電子版推しです)
日経新聞を紙で購読中で、電子版のメリットに魅力を感じた人は電子版への切り替えを検討してみて下さい。
電子版のメリットを享受すると、きっと紙には戻れなくなると思います。
SourceNote
記事更新履歴
【2018年6月21日】リード部分の最後に日経MJに関する文章を追加しました。
【2018年6月26日】日経MJ電子版の単独購読に関する情報を追記しています。
【6月26日:追記】7月1日より日経MJ電子版も単体での購読が可能になりました。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。