マクドナルド、セブンイレブン…など。
大手企業が口コミ力のある消費者を巻き込んだ、新たな販売戦略に取り組むようになってきています。
その名も「アンバサダー戦略」。
昨今、
- 企業マーケティング
- SNS戦略
- ブランドのファンづくり
などを考えるうえで「SNSでの発信力があるファンを巻き込む」という考え方が、非常に大切になってきています。
この記事では、先日セブンイレブンがスタートした「セブンスイーツアンバサダー」への登録を行った感想や、最新のアンバサダー戦略についてご紹介しています。
セブンイレブン スイーツアンバサダーとは!?
2017年4月4日、セブンイレブンは「セブンスイーツアンバサダー」という認定制度をスタートしました。
これはセブンイレブンのスイーツ好きを自称する顧客が、アンバサダー(大使)となっておすすめのスイーツをSNSなどで宣伝できる制度です。
セブンイレブンはアンバサダーに対してお金を一切支払いませんが、発表会に招いたりいち早く新商品を試食できたりする特典を用意しています。
セブン-イレブンが大好き!
スイーツのおいしさを広めたい!
そんな熱い思いをもっているみなさんを、セブンスイーツアンバサダーとして、公式認定!
ご登録された方には、特別な情報をお知らせします。
さらにクーポンのお届けや、アンバサダーならではの特別な体験も。
ぜひ、一緒にセブン‐イレブンのスイーツを盛り上げてください♪
Ambassadorの意味
ちなみに、アンバサダーとは「大使(たいし)」という意味で一般的に利用されています。
WISDOM2英語辞典によると、語源は「召使」からきているそうです。
ambassador=特定の国に駐在の大使。
引用:WISDOM2 iPhoneアプリ
セブンスイーツアンバサダーへ登録する方法
セブンスイーツアンバサダーは、無料で簡単に登録ができます。
もちろんノルマなども一切無いので、セブンのスイーツが好きであればアンバサダー登録して自由に活動しましょう。
STEP1 公式サイトにアクセスしてSNSと連携
セブンスイーツアンバサダー登録フォームにアクセスします。
次に、よく使うSNSアカウントと連携をします。
連携できるアカウントは
- LINE
- Eメール
の5つです。
複数のアカウントと連携することも可能です。
STEP2 ニックネームや個人情報の入力
ニックネームを決めて、スイーツアンバサダーのお知らせを受け取るメールアドレスを入力します。
※ニックネームとメールアドレスは必須です。
ブログを持っている人は、ブログのURLとタイトルを入力します。
nanaco(ナナコ)を利用中であれば、登録情報も入力しておきましょう。
あとは、個人情報や好きなセブンのスイーツなどを入力し、利用規約に同意すると登録が完了します。
STEP3 マイページにログイン認定証を確認
登録が完了するとマイページから、SNS認証を利用してログインできるようになります。
ログインすると番号付きの認定証がもらえます。
写真やお気に入りの画像登録でき、ニックネームは何度でも変更が可能です。
4月5日に登録を行いましたが、すでに5000人以上がアンバサダーに登録していました。
結構、注目を集めていますね。
スイーツアンバサダーの特徴特典
「アンバサダーってつまりタダで宣伝してくれる人ですよね?」
4月4日放送のWBS(ワールドビジネスサテライト)でも、ちょうどセブンスイーツアンバサダーの特集が放送されていました。
なにもないとモチベーションが上がらないので、「新商品の事前の試食会」「割引クーポン」を定期的に発信していくこうと思っています。
引用:WBS 4月4日放送分のインタビューより
と、セブンイレブン・ジャパン宮地 正敏総括マネジャーが取材に答えているように、セブンスイーツアンバサダーには4つの特典が用意されています。
- 登録者全員にアンバサダー認定証を贈呈
- 限定の新商品情報を案内
- 抽選で新商品試食会にご招待!
- 商品のお得なクーポンをお届け
同番組内で、マクドナルドの試食会の様子も公開されていましたが、今後はアンバサダーを招待した様々な企画の準備が進んでいるようです。
一足先に新作スイーツが試食できたり、クーポン券がもらえたりする特典が用意されているのは、スイーツ好きとしてはかなり嬉しいですね。
次なるトレンドは、アンバサダー戦略な気がしています。
セブンとかマックが、すでに始めていますし。 / インフルエンサーマーケティングの現状:要点まとめ (DIGIDAY[日本版])https://t.co/AWSzxKJPnM #NewsPicks— 稲林 タク @smatu.netの人 (@takg_jp) 2017年6月7日
セブンイレブンやマクドナルドが取り組む「アンバサダー戦略」
冒頭でもご紹介したとおり、ユーザーやファンを巻き込む「アンバサダー戦略」に、セブンイレブンやマクドナルドなどの大企業が取り組み始めています。
- 企業マーケティング
- SNS戦略
- ブランドのファンづくり
を考えるうえで「SNSでの発信力があるファンを巻き込む」という考え方が、非常に大切な時代になってきているようです。
アンバサダー戦略に取り組む企業やブランド事例
セブンイレブン
「セブンスイーツアンバサダー」「新スイーツ試食イベント」の募集をインターネットで開始しています。
今後も、アンバサダーを取り込んだイベントが企画されています。
「#セブンスイーツアンバサダー」のハッシュタグを付けて、SNSなどの口コミでスイーツの情報を発信することができます。
マクドナルド
新作バーガー「マックグラン」の新製品発表会に、120名のブロガーなどをご招待。
期間限定で、マックカード3000円分が抽選で当たるキャンペーンも実施中です。
応募期間:2017年4月5日(水)~5月9日(火)まで
丸亀製麺
丸亀試食部員を対象とした「春のあさりうどん」の試食会&広告キャンペーンを展開。
あさりうどんに入っているあさりの数を数える「あさりカウントチャレンジ」を行い、オリジナルグッズを参加者へプレゼント。
ハウス食品
「フルーチェファンミーティング」を開催。
開発研究所の伊藤さん・平石さんが、フルーチェを美味しく作るコツやレシピをご紹介。
「フルーチェビュッフェ」は、甘いもの好きでなくても、美味しそうと感じるクオリティの高さでした。
アンバサダー制度を推進しているのはアジャイル・メディア・ネットワーク
ご紹介したアンバサダー制度を提案・推進しているのは、アジャイル・メディア・ネットワークという企業です。
今回ご紹介した事例以外にも、沢山の導入例やアンバサダー戦略についての情報が同社のウェブサイトにアップされています。
アンバサダーに興味がある一般の方も、企業でアンバサダー戦略の導入を検討中の方も、一度アジャイル・メディア・ネットワーク公式サイトをチェックしてみると良いでしょう。
アンバサダー戦略の関連書籍『顧客視点の企業戦略』
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