W-Nikkor 3.5cm F2.5,純正フードが手に入らないのでAmazonにあった43mm用フードを付けて楽しむ.

Photo : SMATU.net

W-Nikkor 3.5cm F2.5.
1952年,レンジファインダーのニコン用に開発されたこのレンズ,純正フードが手に入らないのでAmazonにあった43mm用フードを付けて楽しむというお話.
純正フードが手に入るまでは,サードパーティ製の金属フードをつけてしのぐことに.

W-Nikkor 3.5cm F2.5,ニッコール千夜一夜物語にも登場するこのレンズ.僕の場合,35mmのスナップ用レンズとして,かなり登場する機会の多いレンズ.クラシックな見た目で,Z6に装着したときのバランスもよく,1952年に開発されたレンズとは思えないくらい写りも素晴らしい.

第三十七夜 W-Nikkor 3.5cm F2.5

f値が2.5と当時にしては明るいレンズなので,ポートレートや風景撮影など幅広く利用できる.f/2.8-4くらいで写せば柔らかい描写をしてくれるし,f/8-11くらいまで絞ると周辺まで解像し綺麗な画作りになる.周辺光量も程よく落ちてくれるので,オールドレンズらしい適度な味付けにもなる.

そんな『W-Nikkor 3.5cm F2.5』を使っていての悩みは,純正のフードがなかなか手に入らないということ.前述したように,量産されていたのは60年くらい昔のなのでヤフオクやメルカリを探しても,なかなか純正フードがでてこない.

ネットでは,W-Nikkor 3.5cm F2.5専用の純正フードの情報もちらほらと見かけるが,やはり希少でそう簡単には手に入らないらしい.「見た目がかっこいいのでフードを付けて持ち運びたい」自分としては困ったものだ.

ということなので,今回はAmazonにて,W-Nikkor 3.5cm F2.5に装着可能な43mm経の金属製フードを購入し,しばらくの間はそれを付けてスナップすることにしました.ニコンからZ fcも発売され,クラシカルな見た目のレンズの需要も増えそうなので,多くの人に使って欲しいニッコールレンズ.

W-Nikkor 3.5cm F2.5,純正フードが手に入らないのでAmazonにあった43mm用フードを付けて楽しむ.

Photo : iStock by Getty Images

W-Nikkor 3.5cm F2.5のフードは「日本製」「金属フード」がいいなぁ,と考えながら選びました.Amazon,MapCamera,ヨドバシカメラなどで探した結果,『アルト メタルレンズフード 43mm ブラック(日本製)』を購入.

Amazonで『アルト メタルレンズフード 43mm ブラック(日本製)』を購入.
W-Nikkor 3.5cm F2.5は,フィルター経が43mm.本製品は問題なく装着できる.

保護フィルターと一緒に装着しましたが,ケラレることなく利用できています.以前購入した『Kenko レンズフード レンズメタルフード LMH43-46 BK 43mmアルミ製』は,ケラレてしまい撮影に影響があったので,こちらを購入してよかったと思います.(以下ケラレてないかを確認した際の比較画像)

(右側のhood)『Kenko レンズフード レンズメタルフード LMH43-46 BK 43mmアルミ製』は,ケラレてしまい撮影に影響がでてしまった.
『Kenko レンズフード レンズメタルフード LMH43-46 BK 43mm』を装着して撮影.
ケラレてしまい周辺が黒くなっている.
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W-Nikkor 3.5cm F2.5に『アルト メタルレンズフード 43mm ブラック』をつけた外観と,購入価格.

デザインについては,純正フードほどカッコよくはないものの,オールドレンズの外観を損なわない仕上がりだと感じています.

W-Nikkor 3.5cm F2.5に『アルト メタルレンズフード 43mm ブラック』を装着.
ブラックとシルバーの2色展開,好みやレンズのカラーに合わせて選択可能.
(画像はブラック)
Z6につけても,オールドレンズの雰囲気を損なわず撮影が楽しい.
『アルト メタルレンズフード 43mm ブラック(日本製)』※購入時のアマゾン価格

価格: 3,535円(Amazon価格)

この記事を書いている,2021年7月時点では,Amazonやヨドバシカメラで新品を購入することができる.

ヨドバシカメラだとお取り寄せだったので,Amazonで購入したましたが,ヨドバシカメラのほうが数百円安価でポイントも10%還元されます.少しでも安く手に入れたい人は,ヨドバシカメラで注文したほうがよいと思います.

このフードは,ライカ/旧コンタックス/ニコンS用のレンズフードとして利用でき,カラバリもブラックとシルバーの2種類用意されています.コスパ重視のメタルフードとしては,よい製品だと言えるでしょう.

<了>

SourceNotes

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