トラベラーズノートの2冊目を購入したこと,2冊運用の方向性について

トラベラーズノートの2冊運用の方針について.

トラベラーズノートの2冊目がほしくなった背景

以前,トラベラーズノートを購入し,気に入っていることを書きましたので,今回はその記事の続きというか,後日譚となります.

僕がトラベラーズノートを購入したのは,2026年に入ってからです.なので,トラベラーズノートの利用歴はまだ1年にも満たない初心者といえる状態でしょう.
ただ,購入後は毎日持ち歩き,トラベラーズノートを書かなかった日は一日もありません.引き続き愛用できていると考えていいと思います.

トラベラーズノートを使い始めてから半年が過ぎたくらいからでしょうか.ふと「2冊目がほしいな」と考えることが増え始め,ネットでトラベラーズノートを複数冊使っている人の投稿などを探すようになりました.
トラベラーズノートを長年使っている方々のレビューを読むと,2冊目どうしようか?と考えているのはまだまだ初期段階のようで,2冊以上持っている人の記事も散見されます.

これも前回の記事で紹介したことですが,トラベラーズノートには公式ガイドブックというものがあり,ここでも複数冊運用をしている人のことが紹介されています.
愛用者にとって複数冊運用は,さして珍しいことではないようです.

ということで,僕もそんな愛用者の方々と同じように,2冊目のトラベラーズノートについて考えはじめ,結果2冊目のトラベラーズノートを購入し使い始めたという訳です.

トラベラーズノートの2冊目を買う理由を探す

トラベラーズノートの2冊目が気になり始めてからしばらくは,買う理由を探していました.

僕は比較的ものを大切にする方──特に革製品は最後まで長く使うことを前提に買います──なので,「2冊目のトラベラーズノートを買ったら,本当にどちらのノートも毎日使い続けられるのか?」「どのように用途を棲み分けするのか?2冊買って無駄にならないのか?」ということを中心に買う理由を考えました.

そもそもの2冊運用が気になり始めたきっかけは,リフィルを3つ綴じていると少々分厚く感じることと,4つ目のリフィルを入れて運用したくなったことです.
トラベラーズノート使い始めてからの期間は短いのですが,色々とリフィルや付属品を試してみました.2冊目の購入を悩み始めた頃までに,使ったり試したりしたリフィルや付属品をまとめておきます.

リフィル
無罫,横罫,無罫(クリーム),クラフト,限定系リフィル
月間バーティカル,マンスリー

付属品
ブラスクリップ,ペンホルダー,ジッパーケース,ポケット
ブラス製の文房具(万年筆と定規としおりとマネークリップ)

トラベラーズノートのリフィル,色々と試しました.
現段階では,「無罫(ホワイト)」「横罫」「月間」「週間バーチカル」の4つに落ち着きました.
ジッパーケース,下敷き(岸辺露伴仕様にしてみたり),ブルー用のペンホルダーは,残念ながらスタメンから外れてしまいました.

トラベラーズノート1冊で運用しているとき,スタメンで活躍してたリフィルは「無罫(クリーム)」と「月間バーチカル」で,この2つを綴じて,ノートとスケジュール帳(手帳)を兼用していました.
しかし,この2つでは自分が理想としている運用には少々物足りない状態で,3つめの「月間/マンスリー」も入れて使うようになりました.

3つのリフィルを使うのは,それはそれでバランスはいいのですが,少々トラベラーズノートが分厚くなっているのが気になります.
その後理想に近づけるためには4つめの「横罫」が必要となり,いよいよ1冊のトラベラーズノートでは収まりきれないため,2冊運用が切実になったということです.

このような経過をたどっていますで,僕の場合は,2冊目を買うにあたって「1.どのような用途で使い分けるか」「2.色とサイズはどれにするのか」「3.せっかくだったら限定仕様にしなくてもいいか」の3つポイントを分けて検討を続けることになりました.

2冊目のトラベラーズノート,サイズや色,限定モデルにするべきかを考える

1.どのような用途で使い分けるのか?
結論から言うと,ノートと手帳(スケジュール帳)という用途で使い分けるようにしています.
トラベラーズノートの2冊運用になってから数ヶ月経過していますが,特に違和感なくしっくりきています.おそらくこのままの用途でしばらく使い続けると思います.リフィルの構成については後述します.

2.色とサイズはどのように組み合わせるべきか?
2冊運用している人は大きく2パターンに分かれるようです──おおむね「レギュラーサイズとパスポートサイズを持つ人」「レギュラーサイズ(またはパスポートサイズ)で2冊そろえる人」に分かれる──.
サイズの組み合わせについては,その人のライフスタイルやトラベラーズノートに対する考え方みたいなものが反映されるので,いろんな人の使い分けを読んだり聞いてたりして,最後は自分のピンとくる組み合わせにするしかないと思います.

僕の場合は,レギュラーサイズのトラベラーズノートで使いたいリフィルが増えていったので,結果レギュラーサイズで2冊に分けることになりました.しかし,トラベラーズノートのユーザーの投稿などを見ていると,同じ使い方をしている人がいないのではないか?と思えるくらい,使い分けは人それぞれです.

トラベラーズノートは色展開も5種類あるので,このサイズの組み合わせとは別で,色をどうするか?ということも考えなければなりません.
同色で揃える人,同系色にして統一感を出す人,まったく違う色にして気分を変えて使いたい人──と,色のチョイスも様々です.

安い買い物ではないし,買ったら愛着も湧いてしまう製品なので,このサイズと色の組み合わせも慎重に検討にする必要があります.

2冊目のトラベラーズノートは,レギュラーサイズのブルー,スタバ限定モデルにする

3.せっかくだったら限定仕様にしなくてもいいか
トラベラーズノートの変遷を調べると,多くの企業とコラボレーションしていることが分かります.
すべては書き切れませんが,僕が知っている企業とのコラボも多く,「このコラボ,当時トラベラーズノート使っていたら,きっと買っていただろうな」というものが,いくつかありました.

  • 2019年 星野リゾートコラボ
  • 2019,2020年 スターバックスコラボ
  • 2019,2020年 プラダコラボ

この中でも特にほしいのが,スタバとのコラボでした.
公式ガイドブックによると,2019年と2020年の2年間続いたコラボのようです.
かなり時間が経過しているので,新品は出回っていないか,またはプレミアがついて価格が高騰しているだろうなと思って調べてみると,まだスターバックスのオンラインストアや店舗限定で新品を扱っていることが分かりました.

「新品がまだ手に入る,しかも定価で‼︎」
これを知ったときが,2冊目探しをしていて一番嬉しかった瞬間かもしれません.
第一希望の色はブラウンでしたが,これは残念ながら(オンラインでは)完売していました.
在庫が残っているのは,キャメルとブルーの2色.公式ガイドブックを読み返していると,トラベラーズノートのプロデューサーの飯野 敦彦さんが,ブラックとブルーの2冊で運用されていることを知り,それに影響を受け,最終的にはブルーカラーを購入することに決めました.

【注意】──この記事を投稿している2025年10月時点での情報──,Starbucksのオンラインストアでも,限定商品は在庫無しとなっていました.
いくつかは「再入荷お知らせ」のボタンが有効になっていたため,限定品を探しているようであれば,スターバックスの公式サイトで再入荷を待つのも一つの手段かと思います.

結果,どのように2冊目のトラベラーズノートを使っているか?,満足はしているのか?

というような経過をたどり,無事に2冊目のトラベラーズノートをお迎えすることになりました.
現在は,下記のように用途やリフィルを棲み分けして運用を続けています.

1冊目:レギュラーサイズブラック
用途:ノート,メモ帳
リフィル:無罫(白),横罫
付属品:ブラスクリップ,ペンホルダー,ポケット

2冊目:レギュラーサイズ ブルー|スターバックスコラボ
用途:スケジュール帳(手帳)
リフィル:月間バーティカル,マンスリー
付属品:ブラスクリップ,ポケット

1冊目:黒のレギュラーサイズ,ノートとして運用.
リフィルは「無罫(白)」と「横罫」を綴じています.
2冊目:ブルーのレギュラーサイズ,スケジュール帳(手帳)として運用.
リフィルは,「月間」と「週間バーチカル」を綴じています.

基本的に2冊とも持ち歩いていて,使用頻度が高いのはノートとして運用しているブラックです.手帳用途のブルーはタスク管理やスケジュール管理に使っています.
ここでは詳しく書きませんが,バレットジャーナルというノート術を参考にして日々の記録をとっているので,この4つのリフィルを運用する方法が,とてもフィットしています.
また,ノートの厚みについても,個人的にはリフィル2つがちょうど良い──というのが結論です.

カラーについては,当初はブラウン/茶がほしかったのですが,2冊並べたときの統一感や雰囲気をみていると,ブルーにして正解だったなと感じています.
ブルーの評判がいいことは,レビューなどで知ってはいたのですが,実物を見て触れていると人気が高いことも納得です.
購入時点ではやや青みがかった革なのでですが,何度かレザークリームで手入れをすると,ほどよく色に深みがでてきて,黒との微妙な風合いと色合いの違いが愉しめます.
黒系の色が好きな人は,きっとブルーが気に入ると思いますし,人によってはブルーの方が好きなるかもしれません.

細かい話になりますが,リフィルの紙の色も今回2冊を使い分ける際に少々調整しました.これまで一番よく使う無罫は,万年筆との相性を鑑てMD用紙のクリームをチョイスしていました.
しかし,黒には無罫と横罫を綴じておくため紙の色の統一感──黒のノートには白い紙を,ブルーのノートにはクリームの紙を──を考慮して,無罫のプレーンタイプを綴じています.
リフィルを連結するバンドも,黒には黒の連結バンド,ブルーにはブラウンの連結バンドを合わせるようにして,コーディネートと無駄がないように意識しています.

このように結果的には全体的な色のバランスなど含めて気に入っており,2冊運用にして本当に良かったと満足しています.
これからリフィルの構成は変えるかもしれませんが,2冊のトラベラーズノートを10年,20年と長く愛用していきたいと考えています.
トラベラーズノートの複数冊運用,用途や目的が明確であれば検討してみてはいかがでしょうか.

了.

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