On the Street, Voigtländer NOKTON 55mm F1.2 SL IIs|Jan.10 2024 @Fukuoka

撮影日:2024年1月10日,天気:晴れ,場所:福岡市中央区
カメラ:Nikon Df,レンズ:Voigtländer NOKTON 55mm F1.2 SL IIs

この日は,夜スナップをスローシャッターで撮った日だったようだ.
スローシャッターとはその名の通り,シャッタースピードを遅めに設定して撮影する方法のことを指す.
通常は1/30秒よりも遅いシャッタースピードで「スローシャッター」と呼ばれることが多く,例えば0.5(1/2)秒,1秒,数秒,さらには数分以上の長時間露光もスローシャッターに含まれる.

  • 1/30秒〜1秒前後:人物や動物など,わずかな動きを表現する場合.動きの一部を残しつつ,ある程度のシャープさも保つことが可能
  • 1秒〜数秒:水の流れや光の軌跡など,動きを滑らかに見せたい場合.滝や川の流れは柔らかく表現され,都市風景の車のライトは美しい光の筋を描く.
  • 数秒〜数分以上:これくらいの長さになると,星の軌跡や風景の長時間露光など,時間の経過を強調した写真表現になる.星の軌道を捉えたり,暗いシーンでも十分な露光を確保するために使われる.(このレベルの長時間露光はほとんど撮ったことがないので,いずれチャレンジしてみたい)

スローシャッターの一つの特徴は,「動きの表現」だろう.
通常の速いシャッタースピードでは,動いている被写体が静止したように見えるが,スローシャッターを使うことで,被写体の動きを写真に残すことができる.

夜の都市風景で車のライトを撮影するときなど,スローシャッターを使うことで,光の軌跡が美しく残り,動きと静止の対比が強調することができる.
スローシャッターが上手い人は,創造的な表現や感情・空気感の表現に長けているようにも感じる.
これまであまりスローシャッターは使ってこなかったので,これをきっかけに日中・夜間を問わず定期的にスローシャッターの表現に挑戦していきたいと思う.

時間,動き,感情,空気感,これらも写真で伝えられたらいいなぁ.

Voigtländer NOKTON 55mm F1.2 SL IIs|ISO 400,f5.6,1/15秒
Voigtländer NOKTON 55mm F1.2 SL IIs|ISO 400,f5.6,1/15秒
Voigtländer NOKTON 55mm F1.2 SL IIs|ISO 400,f5.6,1/15秒
Voigtländer NOKTON 55mm F1.2 SL IIs|ISO 400,f5.6,1/15秒
Voigtländer NOKTON 55mm F1.2 SL IIs|ISO 400,f5.6,1/8秒
Voigtländer NOKTON 55mm F1.2 SL IIs|ISO 400,f5.6,1/8秒
Voigtländer NOKTON 55mm F1.2 SL IIs|ISO 400,f5.6,1/15秒
Voigtländer NOKTON 55mm F1.2 SL IIs|ISO 400,f5.6,1/15秒
Voigtländer NOKTON 55mm F1.2 SL IIs|ISO 400,f5.6,1/15秒

<了>