博報堂生活総合研究所が行っている調査に「生活定点」というものがあります.
博報堂生活総研による2年に1度の定点調査28年分の生活者観測データ約1,400項目を無償公開中
調査は2年に1度,対象は首都圏と阪神圏の方々.
1,400項目,28年分にも及ぶ膨大なデータを,無償で公開しています.しかも,きちんとデータがビジュアル化されていて,とても見やすい.
- 日常的に携帯電話やスマートフォンで支払いをしている(32% 過去最高)
- お米を1日に1度は食べないと気が済まない(42.8% 過去最低)
- テレビ電話(ビデオ通話)サービスを利用していますか?「利用している」(46.0% 過去最高)
上記は,生活定点のサイトから面白そうなトピックスをランダムに拾ったもの.このような調査がグラフィカルにまとめられており,キーワード検索なども利用可能.マーケティングとしても役に立つし,日本人の興味関心を知るキッカケにもなります.
様々な業種の人が活用できそうなので,職種問わず知らない人は一度サイトを覗いてみて欲しい.
「生活定点」は、1992年から隔年で実施する時系列観測調査です。日頃の感情、生活行動や消費態度、社会観など、多角的な質問項目から、生活者の意識と欲求の推移を分析することを目的としています。
僕がこのサイトを「生活定点」を知ったのは,佐々木俊尚さんのメルマガ.
4月26日号に『長期化する「おじさん」年齢。いまや43歳から68歳までの長期に〜〜寿命が伸びて人口も減っていく時代のグランドデザインを考える』という特集が組まれており,ドンピシャでおじさん直前の僕は,食い入るように文章を読み進めました.
この回答を平均すると、43.24歳だったそうです。ちなみに「おばさん」もほぼ同じで、43.12歳。つまり42歳ぐらいまでは、男女ともまだ若者として認知されているということになります。
このように,具体的な数値を用いて文章が紡げるので,コンテンツに説得力を出したいライターの人や,記事のネタを探している企画脳モードの人には特におすすめ.面白い話をつくる種を,拾うことができるかもしれません.
僕は早速Feedlyに登録し,新しい情報が更新されたら通知がくるように設定しておきました.
〈了〉
SourceNotes
- 生活定点 1992-2020
https://seikatsusoken.jp/teiten/