2020年7月22日,FacebookのMessengerアプリに「App Lock」と呼ばれる新しいプライバシー機能が実装.iPhoneやiPadで,Face IDまたはTouch IDを使ったロック解除ができるようになりました.
Messengerアプリを他人に見られたくないなら,App Lockをオンに設定.このオプションを使えば,友人や家族があなたのiPhoneを借りる必要があっても,チャットにアクセスできないようにすることができます.
「App Lock」とはどんな機能か??
App Lockは,指紋認証や顔認証といったデバイスのプライバシー設定を利用して,Messengerアプリのロックを解除する機能.
Facebookの公式発表によると,Touch IDやFace IDのデータがFacebook側に送信されたり保存されたりすることはないようです.この機能は7月22日現在,iPhoneとiPadで利用可能.今後数ヶ月のうちにAndroidでも利用可能になります.
MessengerアプリでFace IDまたはTouch IDをオンにする方法
- Messengerアプリを起動
- 画面左上のアイコンをタップ
- 「プライバシー」をタップ
- 「App Lock」をタップ
- 「Face IDを使用する」をオンに
- 最後にFace IDを使用する頻度を設定して完了
Face ID(またはTouch ID)を使用する頻度は「Messengerを閉じた後」「閉じてから1分後」「閉じてから15分後」「閉じてから1時間後」の4つの中から選択可能.安全性を重視するなら「Messengerを閉じた後」がベストですが,利用環境に合わせて最適な設定にしておくことをおすすめします.(僕の場合「閉じてから1分後」)
近日公開予定 : 誰があなたに連絡できるかをコントロールする機能
Facebookには,メッセージ受信や通話をもっと細かく設定できるようにして欲しいという,ユーザーからの声が寄せられているらしい.Facebookは,そんなユーザーの声に応えるための機能を鋭意製作中.
また,知らない人がメッセージを送ってきたとき,利用者のプライバシーと安全を守るための方法をさらに模索しているとのこと.InstagramやWhatsAppと同様の機能をテストする予定としています.
Facebookはセキュリティやプライバシーの保護に関してはデリケートであり,今後も機能が向上していくことが予測できます.セキュリティアップデートの情報は定期的に確認しつつ,設定を見直しておくとよいでしょう.