iPhone Xは9月、Appleのスペシャルイベントで発表されました。
iPhone8やiPhone Xなど、人気の新製品が発表されたイベントなので今でも鮮明に記憶に残っています。
スティーブ・ジョブズ・シアターからの発表というのも、インパクトがありましたね。
さて、このイベントの中ではAppleのクレイグ・フェデリギさんが、Face IDの認証に失敗してしまったことも話題になりました。
このFace IDのログイン失敗は、イベント前にデモ機材(恐らく発表用のiPhone)を準備していたスタッフが誤ってFace IDを起動したことが原因だと言われています。
では、どんな場合にFace IDを設定していても、パスコードの入力が求められるのでしょうか!?
今回は、そんなちょっとマニアックなネタを書いています。
Face IDの設定が有効でも、パスコード入力が必要になるケースは、全部で6パターンあります。
ひとつづつ、ご紹介していきたいと思います。
iPhone Xの発表、何回も見直してしまいます♪
Apple Special Event, September 2017, iPhone 8 and iPhone X, Apple Watch … https://t.co/MhH9OgLOwR @YouTubeさんから
— 稲林 タク @smatu.netの人 (@takg_jp) 2017年11月4日
Face IDの設定が有効でも、パスコード入力が必要になる6つのケース
Face IDが有効になっていても、どのような場合にパスコード入力が必要になるのでしょうか!?
Appleの公式サイトでは、以下の6つのケースをセキュリティ強化のため、パスコード入力による本人確認が必要になる場合として説明しています。
- デバイスの電源を入れた直後や再起動したとき
- デバイスが48時間以上ロック解除されていないとき
- デバイスのロック解除に過去6日半パスコードが使われておらず、過去4時間にFace IDでデバイスのロックを解除していないとき
- デバイスでリモートのロックコマンドを受信したとき
- 顔認証に5回失敗した後
- 音量ボタンのどちらかとサイドボタンを同時に2秒間長押しして電源オフ/緊急SOSを作動させた後
フェイスIDを設定していても、パスコード認証を求められるケースは以下の通り。
全部で6つのケースがあるようです。#iPhoneX #FaceID pic.twitter.com/hRuy4V7lWW— 稲林 タク @smatu.netの人 (@takg_jp) 2017年11月4日
【CASE1】デバイスの電源を入れた直後や再起動
デバイス(iPhone X)の電源を入れた直後や再起動したあとは、Face IDではなくパスコードでの認証解除が必要になります。
【CASE2】デバイスが 48 時間以上ロック解除されていない
iPhoneを長時間ロック解除していない場合も、ログイン時にパスコードの入力が必要になります。
Appleのサイトでは”48時間以上”としています。
丸二日間iPhone Xを使ってないと、Face IDだけではログインできなくなります。
iPhone Xを購入したてのときは、少し考えにくいケースですね。
【CASE3】デバイスのロック解除に過去 6日半パスコードが使われておらず、過去4時間にFace IDでデバイスのロックを解除していない
かなり条件が複雑ですが、
- iPhoneのロック解除に6日半パスコードが使われていない
- 過去4時間以内にFace IDでiPhoneのロックを解除していない
の2つの条件が重なった場合も、パスコードの入力が要求されます。
この2つの条件が重なるケースって、果たしてどんな状態なんでしょうか??
6日半という部分もなんか気になってしまいます…。
【CASE4】デバイスでリモートのロックコマンドを受信した
「デバイスでリモートのロックコマンドを受信したとき」も、パスコード入力の対象となります。
公式サイトにもどのような状況なのかは明記してありませんでしたが、恐らくiPhone紛失時などのリモートロックのことを差しているのだと思います。
【CASE5】顔認証に 5 回失敗した後
顔認証に5回失敗した後も、パスコードの入力が必要です。
冒頭部分でご紹介した、クレイグ・フェデリギさんのログイン失敗は、多分このケースだったと思います。
端末の準備をしたスタッフさんは、イベントの後かなり怒られたのでは無いでしょうか!?
ちょっと心配です…。
Appleのスペシャルイベント(2017年9月)
1時間31分くらいからご覧ください。
【CASE6】音量ボタンのどちらかとサイドボタンを同時に2秒間長押しして電源オフ/緊急 SOS を作動させた後
iPhone Xで電源をオフにするには、サイドボタン(これまでは電源ボタンと呼ばれていました)と音量ボタンを長押しします。
※サイドボタンの長押し=Siriが起動
Face IDの認証は、この電源オフを行った後や、緊急SOSの機能を利用した後も無効になるようです。
まとめ:Face IDとパスコード、どちらもきちんと管理しましょう
今回ご紹介したように、Face IDは6つのパターンの操作や状況の後にパスコード認証を求めてきます。
この記事を書いている時点では、まだ1日半ほどしかiPhone Xを触っていませんが、たしかに何度がパスコード認証を求められる場合がありました。
Face IDは、これまでのTouch ID(指紋認証)より※20倍セキュアと発表されていますが、Appleは誤認証が起こることを認めています。
iPhone Xユーザとして、Face IDと一緒に従来のパスコード管理もきちんと行うようにしましょう。
認証に 5 回失敗したらパスコードの入力が必要です。双子や似ている兄弟姉妹、または 13 歳未満の子供については顔の特徴も成長途上にあるため、統計的な確率が違ってきます。
引用:Apple公式サイトより