テレワーク
テレワーク・デイ
会社に出社せず、自宅や近隣のカフェ・ワークスペースなどを利用して仕事ができる「テレワーク」が話題になっています。
テレワークとは「離れたところ」「遠い」といった意味の「テレ(tele)」と、「仕事(work)」を組み合わせた和製英語です。
この記事では、働き方改革で普及が進んでいる「テレワーク」や「テレワーク・デイ(7月24日)」というキーワードの意味と、テレワークの特徴について解説しています。
「テレワーク」「テレワーク・デイ」とは!?
テレワークとは、
- テレ(tele)=遠い、離れたところ
- ワーク(work)=働く、仕事
という言葉を合わせた、造語(和製英語)です。
インターネットなどの情報通信技術(ICT)を活用し、会社という場所に縛られず自宅やワークスペースを使って仕事をする、柔軟な働き方のことを指します。
「在宅勤務=テレワーク」のように使われがちですが、悪天候時に自宅近くのカフェなどで働くこともテレワークと言えます。
幅広い使い方ができる用語なので、覚えておくとよいでしょう。
「テレワーク・デイ」とは!?
2020年の東京オリンピック開催まで3年となった7月24日を、政府は「テレワーク・デイ」としてテレワーク普及を促進するようになりました。
テレワーク・デイでは、多くの企業が在宅勤務を推奨するなどしてテレワークの普及に取り組んでいます。
テレワークが普及することで、東京オリンピック開催時の公共交通機関の負担を減らすことが、テレワーク・デイの狙いとなります。
3年で普及が進むことを願います。
企業が柔軟に対応するといいですね。東京五輪まで3年 6万人がテレワーク 在宅勤務で交通混雑緩和:日本経済新聞 https://t.co/3gPriugXfj
— 稲林 タク @smatu.netの人 (@takg_jp) 2017年7月31日
3つのテレワーク「在宅型テレワーク」「サテライト型のテレワーク」「モバイル型のテレワーク」
「在宅勤務=テレワーク」と勘違いされがちですが、テレワークにもいくつかのタイプがあります。
テレワークは、
- 在宅型テレワーク
- サテライトオフィス型テレワーク
- モバイル型テレワーク
の3種類に分けることができます。
在宅型テレワーク
その名のとおり、会社に通勤せず自宅で仕事をするテレワークのこと。
子育てをしながら自宅で働くスタイルなどを想像すると、イメージしやすいと思います。
サテライトオフィス型テレワーク
遠くの本社まで通勤せず、自宅に比較的近い場所にある会社の用意したサテライトオフィスで働くタイプのテレワークです。
都心などを中心に、比較的大きな企業で普及が進んでいます。
自前でオフィスを用意する場合と、コワーキングスペースなどと企業が契約するケースがあります。
モバイル型テレワーク
外回りが多い営業職などが、会社に出勤せず「取引先へ営業→カフェなどでパソコン作業→直帰」するようなスタイルのテレワークです。
クラウドサービスの普及で、会社のパソコンに依存せず業務ができるようになったことで、普及が進んでいます。
テレワークに利用・活用されるデジタルツール
テレワークの普及には、それを可能にするインターネットとデジタルサービスが欠かせません。
Salesforce(セールスフォース)やサイボウズなどの営業支援システム・社内コミュニケーションツールや、BOX・Evernoteなどのクラウド型のストレージサービスを活用するのもテレワークの大きな特徴です。
ビジネス用チャットツールや、Gmailといったパソコンに依存しないコミュニケーションツール・メールサービスの活用も重要になります。
また、業務を進めるうえで必要となる会議も、場所にとらわれないようになっています。
テレワーク中の会議は、スカイプやGoogleハングアウトを利用して遠隔からパソコン同士を繋いで行います。
5G通信のような高速通信網の普及も、テレワークが導入される後押しになっていくことでしょう。