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4月。
新生活がスタートする春ということで、デジタルマナーについて色々と考えています。
デジタルマナー特集の第1回目は、スマートフォンの使い方で最近問題になっている「歩きスマホ」についてでした。
第2回目は、食事中におけるスマートフォンのマナーです。
早速ですが、みなさんは食事中にスマートフォンをどこに置いてますか??
「常に手元にある」という人は、要注意かもしれません。
それでは少しの時間だけ、食事中のデジタルマナーについて一緒に考えていきましょう。
食事中のスマートフォンマナー
食事中もSNSやアプリの通知が気になるので、スマホをテーブルの上に置いている人は多いと思います。
ひとりで食事している時なら良いのですが、会社の同僚や上司または目上の人と食事する際はバックやポケットにしまっておくことをおすすめします。
また、家族や親しい友人と食事する場合も、スマホをチェックし過ぎることは禁物です。
特に料理の写真を撮影し、その場でコメントを付けてSNSに投稿する人も多いのですが、できれば撮影するだけにして投稿はあとから行いましょう。
相手がいる食事の場合は、美味しい食事を味わい楽しい会話に集中することが最低限のマナーです。
どうしてもSNSに写真を投稿したり通知のチェックをしたい場合は、相手がトイレに立ったりした際にサッと済ませるのがベターです。
(自分がトイレに篭りスマホを長時間触るのはやめておきましょう)
食事中のスマホチェックはNG!?
医師が答えるQAサイトドクターズミーが、スマートフォンの依存度診断を行います。
スマホ依存度を10項目の質問に答えて判断するテストなのですが、この中に「食事中でもスマホを見ることが習慣になっていますか?」という項目あります。
スマホを食事中に頻繁に利用する習慣がある人は、スマホ依存度が一般的には高い傾向にあると考えたほうが良いでしょう。
この質問以外にも…
「人と話しているときも、スマホを扱う時間が多いですか?」
「トイレに行くとき、必ずスマホを持っていきますか?」
「スマホを使ったSNSを毎日必ずチェックしますか?」
という質問がスマホ依存度チェックに含まれているます。
このことから食事中のスマホチェックは、相手に悪い印象を与える可能性が非常に高いと考えることができます。
出典:「スマホ依存度」チェック
参照:「スマホ依存度」をチェックできる10の質問
料理を撮影するときのマナー
食事の時に、料理を撮影するマナーについても少し考えてみましょう。
以下の日経記事では、料理の撮り方を解説する記事にも関わらず撮影マナーについて触れられています。
無論、撮影の際は周りへの配慮も忘れずに。店員や周りの客が不快に感じることもある。
マナーを守り、ランキングを参考に撮影の工夫を楽しもう。
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あくまで個人的な意見ですが、お店の人にとってはSNSなどで勝手に宣伝してくれるお客さんは大歓迎です。
なのでどれだけ写真を撮っても構わないのですが、周囲の人が気になるほどパシャパシャやるのはやめておいたほうが良いでしょう。
特に日本のiPhoneはシャッター音が消せないという特殊な設定のため、複数のカットを撮影したいのであればマナーカメラ系のアプリを利用するか、スピーカーを指で塞ぐなど最低限の配慮は必須です。
また連射で撮影するときのために、音を出さないビデオモードを使った裏ワザがあります。
新しくアプリを入れるのが面倒な人は、試してみてはいかがでしょうか?
今、その瞬間を大切にしよう
今回は、食事中のスマホマナーについて考えてみました。
・会社の同僚や上司との食事ではスマホはしまう
・家族、親しい友人の場合も極力利用は控える
・SNSに投稿する時は後から行なう
・料理を撮影するときは周囲に配慮する
食事中にスマホを使い過ぎる習慣がある人は、あまり相手に良い印象を与えていないことを一度自覚したほうが良いかもしれません。
せっかく相手と同じ時間を過ごしているのですから、今その楽しい瞬間(楽しくなくても)を相手と共有することに集中しましょう。
少し前ですが、スマートフォンに頼らず思い出を目に焼き付けるお婆さんの記事がネットで話題になりました。
そのお婆さんは、多くの人がスターたちを写真におさめようと必死にスマホを触っているなか、ひとりだけ微笑みを浮かべながら目の前の光景を目に焼き付けていした。
this is my new favorite photo of all time pic.twitter.com/v8Qs6TeXZf
— Wayne Dahlberg (@waynedahlberg) 2015年9月26日
出典:スマホに頼らず、思い出を目に焼き付けるおばあちゃんがステキすぎる
食事のマナーの本質も、この話と共通することが多いのではないでしょうか。
スマホのチェックは、ひとりの時でもできます。
今その瞬間を大切な思い出にするために、少しだけスマホはバックにしまっておくようにしましょう。
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