Googleスプレッドシートの基礎関数 Vol.4【IFERROR関数】

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Googleスプレッドシートには、あらゆる計算に対応できるよう沢山の関数が用意されています

Googleの公式サイトでも、スプレッドシートで使える関数が紹介されていますが、その数およそ数百…。
全部数えようと思いましたが、あまりの多さに途中で断念しました。

すべての関数を覚えて使いこなすことは、恐らく不可能でしょう。

これらの関数のほとんどは、多くの人にとって使用頻度の低いものだと思います。
スプレッドシートの関数は、「必要になったらググって使う」が鉄則なので、関数を覚えて無くても特に気しなくて大丈夫です。

しかし一方で「頻繁に使う関数なので、覚えておいたほうが良い」という関数もいくつかあります。

  • SUM(合計値)
  • MAX,MIN(最大値、最小値)
  • ROUND(四捨五入)
  • IFERROR(エラー時の表示切り替え)
  • IF(条件分岐)
  • SUMIF(条件指定して合計)
  • SUMIFS(複数条件を指定して合計)
  • COUNTIF(条件を満たす値の数)
  • COUNTIFS(複数の条件を満たす値の数)
  • VLOOKUP(検索と表示)
  • EMONTH(月末など日付の計算)

今回は、この中から入力ミスがあった時にエラーを表示する『IFERROR関数』について書いていきたいと思います。




Googleスプレッドシートで『IFERROR関数』を使う

IFERROR関数』を使えば、入力ミスがあった時にエラーを表示することができます。

IFERROR関数の書き方
=IFERROR(値,エラー値)

↑のように書きます。
値の部分には、(計算式などを含んだ)エラーでない場合に返す数式を書きます。
エラー値の部分には、エラー時に表示したい値(主に文字など)を書きます。

この関数を使って、入力に誤りがあった場合に「#VALUE!」のような一般的なエラーではなく、「入力ミスがあります」のような任意の文字を表示することができます。

「#VALUE!」とは?!
「#VALUE!」とは、スプレッドシートやEXCELなどで使われるエラーを知らせる表示のことです。数式内で使われている数値が間違いがある場合にセルに「#VALUE!」という文字列が表示されます。

『IFERROR関数』を使って入力ミスを知らせる

数式などを多く含んだスプレッドシートでは、入力にミスがあった場合「#VALUE!」が表示されます。

個人で管理しているシートであればこのままでも問題無いのですが、複数人で使用しているシートの場合見栄えが悪かったり、入力ミスに気づかない時もあります。

これを防ぐために、IFERROR関数を使って入力ミスがあった場合に「入力にミスがあります!」という文字を表示するようにしてみましょう。(ついでに、赤文字にもしてみようと思います)

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出所:smatu.net
最終的に右の表の仕上がりを、目標にしたいと思います。

まずは、簡単な数式の入ったスプレッドシートを作ります。
(説明を分かりやすくするために、簡単な数式にしています)

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出所:smatu.net
「販売数」「単価」「売上」のシンプルな例を使って、解説していきたいと思います。

左がIFERROR関数を使っていない表、右がIFERROR関数を使ってエラーを表示している表です。
左の表には、E列に「=C3*D3」という簡単な計算式を書いています。
右の表には、IFERROR関数を使った「=IFERROR(H3*I3,”入力にミスがあります!”)」という式を書いています。

右の表に使っているIFERROR関数
=IFERROR(H3*I3,”入力にミスがあります!”)

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左の表(E列)に「=C3*D3」という計算式、
右の表(J列)に「=IFERROR(H3*I3,”入力にミスがあります!”)」という式を書いています。

左表は、入力ミス(全角での入力や「未確定」といった入力)があった列には、エラーを示す「#VALUE!」が表示されます。
右表には、IFERROR関数で指定した「入力にミスがあります!」が表示されています。

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右表には、IFERROR関数で指定した任意のテキストが表示されます。

ちょっとした違いかもしれませんが、スプレッドシートやExcelを複数人で利用する場合、初心者の人でも間違いに気づきやすくなります。

「エラー表示を分かりやすくしたい」と考えている人は、ぜひIFERROR関数を使ったシート作成にチャレンジしてみてください。

エラー表示を『条件付き書式』で強調する

エラーを表示する時は、赤文字にするなどちょっと強調してあげるのがおすすめです。
IFERROR関数で数式を書いた後、条件付き書式の設定を使って文字が目立つように設定しておくと良いでしょう。

下の画像は、「入力にミスがあります!」を強調していない表(左図)と強調した表(右図)の比較です。
強調した表は、「入力にミスがあります!」が『赤文字+太字』になるように条件を設定しています。

【Googleスプレッドシート】文字や背景に自動で色をつける『条件付き書式』の使い方

2018.02.27

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関数が完成したら、条件付き書式などを使って適切な表示になるようにします。



Googleスプレッドシートの関数を調べるコツ

記事の最初にも書きましたが、スプレッドシートにはとても沢山の関数があるので、すべてを覚えて使いこなすことは不可能です。
そのため「必要になったらググって使う」が鉄則となっています。

記事のまとめとして、必要に応じて関数を調べるための、ちょっとしたコツを紹介しておきたいと思います。

関数を調べるコツ【その1】Googleのヘルプページを参照する

スプレッドシートで使える関数は、Google公式サイトの「ドキュメントエディタ ヘルプ」というページで一覧になっています。
関数に困った時は、まずこのページで調べてみるとよいでしょう。
(記事末のSourceNoteに、リンクを貼っておきます)

ページの上部には、キーワードによる絞り込み(複数選択も可)のためのウィンドウが用意されています。
ウィンドウで絞り込んでみたり、Command+F(Windowsの場合は、Control+F)で検索してみましょう。

関数を調べるコツ【その2】「キーワード+できない」で検索する

Googleヘルプページで調べる以外にも、単純にググる(Googleで検索する)という方法もおすすめです。
この時「〇〇 やり方」や「◯◯ 方法」といった検索ワードより、「〇〇 できない」といったワードで調べたほうが良いページが検索にヒットします。

困った時は「キーワード+できない」でググってみてください。

もっと詳しくスプレッドシートの関数を勉強したい時は?!

Googleスプレッドシートの関数をもっと学びたい人は、以下の2冊の本がおすすめです。

どちらもExcelの本ですが、多くの関数はスプレッドシートでも利用することができます
関数の基本的な考え方、応用方法はとても勉強になるので、気になる人は書籍にも目を通してみてください。

値段は2000円前後とやや高額ですが、役立つスキルが身につくので費用対効果は高いと思います。

SourceNote


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