iPhoneのカメラテクニック、28個全部知ってますか!?

Space gray iPhone X and black iPhone 7./PHOTO: iStock by Getty Images

「iPhoneで写真を上手に撮るテクニック、いくつ知っていますか?!」

Appleは、YouTube公式チャンネルで「iPhoneで撮影する」というシリーズの動画を公開しています。
ここで紹介されているのは、iPhoneユーザーであればどれも覚えておきたいものばかりです。

Appleが紹介しているテクニックは、全部で28個。
すべて、iPhoneだけで加工や編集が完結します。
動画は30秒前後なので、スキマ時間を使ってサクッと確認することができます。

今回の記事では、28個のカメラテクニックの簡単な解説と、おすすめ度を5段階ですべてご紹介します。
「それ知らなかった!!」というテクニックにも、きっと出会えると思います。


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【テクニック1】iPhone Xでポートレートモードのセルフィーを撮影する:おすすめ度★★★★☆

iPhone Xでは、フロントカメラでもポートレートモードで写真を撮影することができます。
試しに撮影してみましたが、「フロントカメラでも十分綺麗な写真が撮れるなぁ」と感じました。

最近街で見かけるiPhone Xの広告も、セルフィー推しのものが増えています。
この広告のようなセルフィーを撮りたい人は、ぜひこのカメラテクニックを利用してみて下さい。

最近良く見かける、iPhoneのセフフィー広告。
こんなセルフィーを、撮りたくありませんか?!

【テクニック2】iPhone Xでポートレートモードのセルフィーを編集する:おすすめ度★★★☆☆

iPhone Xでは、撮影したセルフィーを後から編集することができます。
しかも、簡単に。

自撮りした画像は「セルフィー」という名前のアルバムに自動的に保存されてるので、写真を探す手間も特に必要ありません。
また、一度編集者した照明エフェクトは別のエフェクトへ何度でも変更できます。
(落書きなどした後でも、元の画像に簡単に戻すこともできます)

時間が無い時は、さっとセルフィーだけ撮影しておくとよいでしょう。

【テクニック3】iPhoneで逆再生されるLive Photosを作成する:おすすめ度★★★★★

Live Photosで撮影した画像は、アルバムの中にある「Live Photos」から簡単に見つけることができます。
Appleの動画のようにアクションのある画像以外にも、ペットの動画を加工するのもオススメです。
ステップ2の「上にスワイプ」した後はプレビューできるので、バウンズ以外の加工も試してみるとよいでしょう。

ぼくの場合は愛犬のLive Photosが沢山あるので、このテクニックを知って加工しながら微笑んでいますw

【テクニック4】iPhoneでモノクロ写真を撮影する:おすすめ度★★★★★

モノクロ(monochrome)とは、「白黒の〜」「単色の〜」といった意味があります。

  • 「なんかアートっぽい」
  • 「雰囲気がある」
  • 「ノスタルジーを感じる」

など、モノクロ写真ってなんかカッコイイですよね。

最新のiPhoneでは、そんなモノクロ写真が簡単に撮影できます。
InstagramなどのSNSに、時折モノクロ写真を投稿してみるのもアクセントになっていいですね。

【テクニック5】iPhoneでスローモーションのタイミングを調整する:おすすめ度★★★☆☆

iPhoneではカメラを起動して左に2回スワイプすると、スローモーションの動画を撮ることができます。
スローモーション動画はメリハリが出るので、動きのある映像との相性もバッチリです。

ちなみに最初の手順で「スローモーションのビデオを見つける」とありますが、スローモーション動画を撮影したことがない人は動画を撮るところからがスタートです。
これから暖かくなるので、外出先でスローモーション動画を撮影するのも楽しそうですね。

【テクニック6】iPhoneで真上から撮影する:おすすめ度★★☆☆☆

iPhoneのカメラでグリッドをオンにする手順は、「設定アプリ」>>下へスワイプして「カメラ」をタップ>>「グリッド」のスイッチをタップです。
また「プラス記号を合わせる」のところは、少々慣れが必要です。

iPhoneのカメラはある程度水平にすると、画面の中央にプラス記号が表示されます。
このプラス記号のアイコンは黄色と白に分かれていて、ちょうど水平になる(プラスのアイコンが重なる)と記号が一つに合わさる仕組みになっています。
プラスのアイコンが重なり合ったときが、シャッターチャンスです。

【テクニック7】iPhoneでフレーミングを試す:おすすめ度★★☆☆☆

正直に言いますと…。
このテクニックは、最初何のことかよくわかりませんでした。
「!?。何のこと…」となって4〜5回動画を見直しました。

ググって調べた結果、要は「iPhoneで撮影する前に構図を決めましょうね」ということだと理解しました。
フレーミングとは、撮影の構図をファインダーを通して決めること。
被写体(伝えたいこと)と、被写体を際立たせるための構図を見つけて撮影することで、普段よりも良い写真が撮れるようになるかもしれませんね。

写真の構図。
ちょっと勉強してみようと思います。

【テクニック8】iPhoneでカラーを調整する:おすすめ度★★★☆☆

この動画をきっかけに、いくつかの写真でカラーレベルの調整を試してみました。
個人的な感想ですが、屋内で撮った写真より屋外の写真の方がカラーレベルの変更が顕著に現れます。
晴れた日の写真や、青空が写っている写真などでカラーレベルを調整してみると良いと思います。

動画では、ちょっと操作が分かりにくいので手順を書いておきます。

  1. 写真アプリからカラーを変更したい写真を選びます
  2. 画面右上の編集をタップします
  3. 画面下にある、右から2番目のアイコン(太陽と時計を足したようなマーク)をタップします
  4. 「カラー」をタップします
  5. スライダーでカラーを調整します(左=モノクロ、右=色味が強調)
編集した画像は元に戻せます
一度カラーを調整した画像でも、簡単に元に戻すことができます。
再度「編集」>>「元に戻す」>>「オリジナルに戻す」の順でタップすると、画像は加工前の状態に戻ります。

【テクニック9】iPhoneで望遠カメラを使って構図を決める:おすすめ度★★★☆☆

こちらも「構図を大切にしましょう」という動画です。
正直「これだけ見せられても…」と感じた人も多と思いますが、そこはシンプルが信条のAppleの愛嬌ということで。

恐らくこの動画では、被写体を写真の中央に「どんっ!!」と持ってくる日の丸構図での撮影を薦めています。
日の丸構図は、被写体が画面中央にあるため

  • 写真に安定感が出る
  • 被写体の存在感を強調できる

といった特長があります。
↑のような写真を撮りたい時は、ぜひiPhoneの拡大機能を活用しましょう。

【テクニック10】iPhoneでポートレートライティングを使って撮影する方法:おすすめ度★☆☆☆☆

↑これは、テクニックとして紹介するにはやや強引かもしれません…。
ポートレートモードとエフェクトを使って撮影する、というシンプルなテクニックです。
動画を期待ハズレに感じる人も多かったのか、YouTubeでも「いいね」の半分くらい「だめね」に投票されていました…。

ちなみにポートレート(portrait)とは「肖像画」や「肖像」といった意味です。
照明エフェクトで『スタジオ照明』を選ぶと、肖像画っぽい写真が撮れます。
よかったら、試してみて下さい。

【テクニック11】iPhoneでポートレートライティングのエフェクトを編集する:おすすめ度★★★☆☆

iPhone7 Plus、iPhone8 Plus、iPhone Xで利用できるポートレートモードには、5つのエフェクトが用意されています。

  • 自然光
  • スタジオ照明
  • 輪郭強調照明
  • ステージ照明
  • ステージ照明(モノクロ)

ここ最近は「ステージ照明(モノクロ)」にハマっていて、自撮りした写真をAppleのCM風に加工して遊んでいます。

色々と撮影していて気付いたのですが、ポートレートモードのセルフィーは人間の顔にしか反応しないようです。
(愛犬をポートレートモードのセルフィーで撮影しようとしましたが、人間のように反応してくれませんでした)
今後のアップデートに期待したいと思います。

【テクニック12】iPhoneでクローズアップを撮影する:おすすめ度★★☆☆☆

iPhoneのカメラは露出を自動設定してくれますが、撮影する時に手動で調整することが出来ます。
露出を調整することで、屋外で暗い写真を撮ったり、室内で明るい写真を撮ったりすることができます。
露出を調整して、自分らしい表現の一枚にチャレンジしましょう。

【テクニック13】iPhoneで縦のパノラマ写真を撮影する方法:おすすめ度★★★★☆

横向きで使いがちなパノラマモード
実は、縦向き撮影にも対応しています。
縦のパノラマ写真だと、被写体を足元から大胆に捉えることが出来ます。

ちなみにパノラマモードは、最後まで動かしきらなくてもOKです。
被写体に合わせて適切な位置でストップしましょう。(止めたい場所で、もう一度撮影アイコンを押すと止まります)

星空の写真などを縦パノラマで撮影すると、素敵な仕上がりになりそうですね。

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【テクニック14】iPhoneでフラッシュを使わずに撮影する方法:おすすめ度★★★☆☆

夜だとフラッシュを使って撮影しがちです。
しかし、このテクニックは使えそうに感じたので、夜の撮影で試してみようと思います。
動画内で使われているネオンは、光源として確かにカッコイイのですが都合よく出会えそうにありません。

夜景をバックにしたり」「夏は花火を光源にしたり」して撮影にチャレンジします。

【テクニック15】iPhoneで動く被写体を撮影する:おすすめ度★★★☆☆

動く被写体の撮影は、iPhoneのバーストモード(連射機能)が便利です。
バーストモードでは、1秒間に10枚の写真を撮ることができます。
ディスプレイのシャッターボタン以外に、音量ボタンの長押しでもバーストモードで撮影できます。
好きな方を利用するとよいでしょう。

ちなみにiPhoneのバーストモードは、AssistiveTouchを使ってオフ(っぽく)することができます。
面倒なのであまりおすすめしませんが…どうしても連射をオフにしたい場合は「iPhone 連射 オフ」などで検索してみてください。

【テクニック16】iPhoneでタイマーを使ってセルフィーを撮影する:おすすめ度★★☆☆☆

iPhoneを固定するスタンドや脚立を使えば、ハンズフリーのセルフィーを撮ることができます。
タイマーは「3秒」「10秒」があるので、好きな方を選びましょう。
タイマーを使うと、iPhoneが10枚連射で撮影してくれます。(連射の時と同じ要領で、ベストな1枚を選んでください)

「iPhone 三脚」などのキーワードで検索すれば、沢山の商品がAmazonでもヒットします。
セルフィーが好きな人は、脚立の購入を検討してみてもよいでしょう。
すでにデジカメ用の三脚などを持っていれば、「iPhone 三脚 ホルダー」で検索してみましょう。
デジカメ用の三脚にiPhoneを固定できるホルダーが、たくさん見つかると思います。

【テクニック17】iPhoneでユニークなアングルから撮影する:おすすめ度★★☆☆☆

動画を見て「これだけ??」と感じた人も多いかもしれませんね。(ぼくもそう思いました)
Appleさんにとっては、余計なお世話かもしれませんが少しだけ補足させていただきます。

カメラを構える位置には、4つのポジションがあります。

  1. ハイポジション
  2. アイレベル
  3. ウエストレベル
  4. ローポジション

上から順番に「カメラを持ち上げて構える」「カメラを目線の位置で構える」「カメラを腰の位置で構える(しゃがむ)」「カメラを地面すれすれまで下げて構える」です。

また、カメラを構える角度(アングル)は3種類です。

  1. ローアングル
  2. 水平アングル
  3. ハイアングル

こちらもそれぞれ「被写体を見上げる角度」「被写体と水平」「被写体を見下ろす角度」です。
4つのポジションと3つのアングルを様々に組み合わせて、あなただけのユニークな一枚を撮影しましょう。

【テクニック18】iPhoneでズームを使って撮影する:おすすめ度★★★★☆

「iPhone X」や「iPhone 7/8 Plus」の背面カメラには、広角・望遠と焦点距離の異なる2つのレンズが搭載されています。
これらのカメラを組み合わせて使うことで、iPhoneでは2種類のズームを行うことができます。

  • 光学ズーム
  • デジタルズーム

「1x」をタップすると2倍の光学ズームに、「1x」をスワイプすると1.1倍〜10倍のデジタルズームに切り替えることができます。

光学ズームは画質が劣化すること無く写真を撮影でき、デジタルズームはより遠くのモノをアップで撮影することができます。
被写体との距離によって使い分けると、素敵な写真が撮れると思います。

【テクニック19】iPhoneでビデオを撮りながら静止画を撮影する方法:おすすめ度★★★★☆

iPhoneでは、ビデオを録画しながら写真を撮影することができます。
ビデオ録画中に、画面の左下にある(ランドスケープの場合は右下)シャッターボタンをタップします。

この方法を使うとシャッター音が鳴らないので、静かな場所で撮影する時の裏ワザとして覚えておきましょう。

【テクニック20】iPhoneで街の明かりを使って撮影する:おすすめ度★★☆☆☆

以前、「iPhone Xは夜景やイルミネーションの撮影にもおすすめですよ〜」といった内容の記事を書いたことがあります。
過去記事で紹介している画像は露出の調整を行っていませんが、夜の撮影は露出を少し下げるといい雰囲気が出るようですね。

次回撮る時に、試してみようと思います。

【テクニック21】iPhoneで力強くシンプルな写真を撮影する:おすすめ度★★☆☆☆

このテクニックで重要なポイントは2つ。

  • コントラスト
  • シンメトリー

コントラストとは「写真の明暗差のこと」。シンメトリーとは「左右対称」という意味です。
明暗差をくっきりとさせることを意識し、左右対称となるような構図に心がけましょう。
露出はコントラストが際立つようにすると、より力強い写真に仕上ります。

【テクニック22】iPhoneでマジックアワーの間に撮影する:おすすめ度★★★☆☆

光の色は、時間帯によって大きく変化します。

  • 早朝〜朝…青味が強い光
  • 昼間…白っぽくニュートラルな光
  • 夕方…赤みが強くなりオレンジ系の光

一般的に、冬はPM3時くらいから、夏はPM5時くらいから赤みが強くなり、やがてマジックアワーが訪れます
光の様子は刻一刻と変化するので、最低でも撮影したい光になる30分前には撮影場所に到着するよう心がけましょう。

【テクニック23】iPhoneで片手でセルフィーを撮影する:おすすめ度★★☆☆☆

この動画にはiPhoneのカメラを利用するうえで大事なテクニックが、2つ紹介されています。

  • ロック画面から素早くカメラを起動する方法
  • 音量ボタンを使って写真を撮る方法

正直、どちらもセルフィーとはあまり関係ありませんが…知っておくと便利なので覚えておきましょう。
また、iPhoneに同梱されているイヤフォンの音量ボタンでも、シャッターを切ることができます。

【テクニック24】iPhoneで夕日の中のシルエットを撮影する:おすすめ度★★☆☆☆

この動画では、太陽光を使って被写体のシルエットをくっきりと浮き上がらせる撮影方法が紹介されています。
iPhoneでカメラを使う場合、基本的に4つの光の当たり方を理解しておけば、撮影に困ることはありません。

  1. 順光(被写体の正面から当たる光)
  2. 逆光(被写体の真後ろから当たる光)
  3. 斜行(被写体の真横から当たる光。サイド光とも呼びます)
  4. 半逆光(被写体の斜め後ろから当たる光)

逆光の特長は、被写体は影になってしまいますが被写体の縁の部分が光を透過してくっきりすることです。
葉っぱや液体のように、光を透過しやすい被写体を撮影する時にもよく使われます。

【テクニック25】iPhoneで魅力的なポートレートを撮影する:おすすめ度★★☆☆☆

デュアルカメラを搭載したiPhone(iPhone X/7 Plus/8 Plus)では、被写界深度エフェクトを使って写真を撮ることができます。

被写界深度エフェクトとは、一眼レフカメラのように背景をぼかしつつ、被写体を際立たせた写真を撮影する機能のことです。
ポートレートモードに切り替えたあと、黄色い「被写界深度エフェクト」の枠が表示された後がシャッターチャンスです。

【テクニック26】iPhoneでグループのポートレートを撮影する:おすすめ度★★★★☆

一つ前で紹介した「被写界深度エフェクト」は、ポートレートモードで複数名を撮影する時にも有効になります。
ちなみにiOS11では、被写界深度エフェクトを削除することもできます。
仕上がりがしっくりこない時は、編集でエフェクトを外しておくとよいでしょう。

被写界深度エフェクトは、「写真アプリ」>>「アルバム」タブ>>「ポートレート」から写真を選択>>右上の「編集」をタップ>>画面上の「ポートレート」をタップすると外すことができます。

【テクニック27】iPhoneで水平線を撮影する方法:おすすめ度★★★☆☆

風景写真などで構図に悩んだ時は、三分割構図を試してみましょう。
三分割構図とは、画面を縦横に3分割しその交点に被写体を配置したり、横の分割線に風景などを水平に合わせたりするテクニックのことを指します。

設定アプリ>>「カメラ」>>「グリッド」をオン、にすることでカメラ撮影時にグリッドが表示されます。
このグリッドを利用して、三分割構図を意識した写真を撮影しましょう。

【テクニック28】iPhoneで逆光の被写体を撮影する:おすすめ度★★☆☆☆

逆光の被写体を撮影する時は、背景に露出合わせれば被写体が綺麗なシルエットになります。
「ちょっと暗いかな…」と感じるくらいに、露出を下げてコントラストのはっきりした作品に仕上げるとよいでしょう。

またカメラアプリで「HDR」ボタンが無い場合は、「Auto HDR」がオンになっている可能性があります。
設定アプリ>>「カメラ」の順で進み、「Auto HDR」をオフにしましょう。

おすすめ度別まとめ

いかがでしょうか!?
28個をダーッと一気にご紹介したので、「こんなの全部は覚えきれないよ…」という声も聞こえてきそうです。
この記事のまとめとして、おすすめ度別に28個のテクニックを並べ替えておきます。
気になるテクニックがあれば、ぜひ試してみて下さい。

おすすめ度★★★★★

おすすめ度★★★★☆

おすすめ度★★★☆☆

おすすめ度★★☆☆☆

おすすめ度★☆☆☆☆

SourceNote

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