【iOS / iPad OS】iPhoneの低電力モード(Low Power Mode)設定方法と解除方法 #iPad低電力モードない

この記事では,iPhoneで使える低電力モードについて詳しく解説しています.

ちなみに低電力モードが使えるようになったのは,iOS9がリリースされてから.日本語では「低電力モード」,英語では「Low Power Mode」と表記されます.iPhoneのバッテリーマネジメント(平たく言えば電池の管理)には欠かせない知識.なので,知らないことが無いようにしておきましょう.

この記事で分かること
  • iOS (iPhone)の低電力モードの設定方法
    • ポップアップからの設定ON / OFF
    • 設定アプリからのON / OFF
    • コントロールセンターからの設定ON / OFF
  • iOS (iPhone)の低電力モードの解除方法 ※こっちが意外と忘れがち
  • 低電力モードのメリットとデメリット
  • 「iPadには低電力モードないですよ」ということ #iPad低電力モードない

低電力モードとは,iPhoneのバッテリー消費を抑えるための設定をワンタッチで行なえる機能のこと.iPhoneのバッテリーをあまり消費したくないときに便利な機能です.

iOS11以降は,低電力モードの設定⇔解除がよりに簡単になりました.iOSの進化とあわせて,低電力モードも使い勝手が良いものになっていると感じる今日このごろです.

iPhone,低電力モード(Low Power Mode)の設定方法と解除方法

低電力モード,3つの方法で設定することが可能.

3つの設定方法
  1. バッテリー残量が20%以下になった時ポップアップから変更
  2. 設定アプリから変更
  3. コントロールセンターから変更

iOS11のリリース以前は,①と②の方法でしかオンオフ出来ませんでした.しかし,iOS11以降は③の方法でも低電力モードのオンオフが可能.低電力モードをよく利用する人は,コントロールセンターからもON/OFFできるように設定しておくことをおすすめします.

【1】バッテリー残量が20%以下になった時ポップアップから変更

iPhoneのバッテリー残量が20%以下になると,画面に低電力モードへの変更を促すポップアップがディスプレイに表示されます.

  • 低電力モードに変更したい場合…「低電力モード」をタップ
  • 低電力モードにしたくない場合…「閉じる」をタップ

ポップアップから「低電力モード」をタップすると,iPhoneの低電力モードがオンになります.

低電力モードのON/OFFを確認する方法

低電力モードがONになると,画面右上に表示されるバッテリーアイコンの色が黄色で表示されます.
低電力モードのON/OFFは,アイコンの色で判断できます.簡単です.

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【2】設定アプリから変更

低電力モードは,「設定アプリ」からも変更可能.長時間電源を確保できない状況であれば,あらかじめONにしておくことができます.

設定アプリからの変更方法
  1. 「設定アプリ」を起動
  2. 「バッテリー」をタップ
  3. 「低電力モード」をタップして設定をONにする

設定アプリ>>バッテリー>>低電力モードをON/OFF、で設定を変更できます。

アイコンが緑になっていれば,低電力モードがONということ.OFFにしたい場合,もう一度アイコンをタップして白になればOK.

スイッチのアイコンが緑=ON。アイコンが白=OFF。 低電力モードをONにすると、画面右上に表示される電池マークのアイコンが黄色に変わります。

【3】コントロールセンターから変更

iOS11以降は,コントロールセンターからも低電力モードのオンオフができるようになりました.低電力モードをよく利用する人は,コントロールセンターの設定を変更しておくことをおすすめします.(※コントロールセンターの設定方法が分からない場合は,弊ブログの下記記事ご笑覧のうえ設定を変更ください)

コントロールセンターの設定が済んだら,iPhoneの画面を下から上へスワイプしコントロールセンターを表示します.電池マークのアイコンが低電力モードの設定アイコンです.

タップするとアイコンの色が黄色になり,低電力モードがONになります.もう一度タップするとOFFに戻ります.②の方法より簡単にON/OFFが切り替えできるので,個人的にはこちらの方法がおすすめ.

コントロールセンターの設定を済ませておくと、簡単に低電力モードの切り替えを行うことができます。
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iPhoneの低電力モード,メリットとデメリット

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PHOTO: iStock by Getty Images

低電力モードをONにすると,iPhoneが様々な機能を制限しバッテリーマネジメント(省電力となるような管理)を行ってくれます.以下は低電力モードをオンにしたときの,主なiPhoneの挙動です.

低電力モードがオンになっている時のiPhoneの挙動
  • ディスプレイの照度が20秒程度で暗くなる
  • インターネット接続を制限する
  • メールの取得方法がフェッチに変わる
  • アプリのバックグラウンド更新がオフになる
  • UIのアニメーションが簡素化される

この記事を最近更新したのは,2020年11月ごろ.

最近詳しく調べていませんが,iOS11 がリリースされたくらいの時期は,iPhoneの低電力モードについてAppleは詳細を公開していませんでした.(上記『低電力モードがオンになっている時のiPhoneの挙動』はiOS11リリース当時に独自で調査した結果に基づいています)

SMATU.net調べ

Webブラウジングは,電力を大きく消費するので制限がかかります.ベンチマークテストでも,通常時と低電力時では40%ほど処理性能に変化がみられるようです.

体感でも動作(操作)がカクカクしたり,ページの切り替わりが遅くなるように感じました.インターネットをサクサク利用したいときは,一時的に低電力モードを解除するなどした臨機応変な使いこしをしたいものです.

低電力モードを最初に利用する時に表示される、説明のポップアップ。
(画面はiOS10のものです)

低電力モードのメリット

低電力モードを利用すれば,昔のiPhoneのように「Wi-Fiをオフにしたり」「Bluetoothをオフにしたり」「バッテリー照度を調整したり」…と,煩雑な操作を行うことなく簡単にバッテリー消費を抑えることができます.まさに,ワンタッチバッテリーマネジメント.

豆知識: 低電力モードが自動解除されるタイミング「20%以下になったときポップアップから変更 → 80%充電されると自動で解除」

バッテリー残量が20%以下になりポップアップから低電力モードに変更した場合は,充電が80%を超えると低電力モードが自動で解除されます.

80%以上でも継続して低電力モードにしておきたいときは,コントロールセンターまたは設定アプリから再度低電力モードをONにする必要があります.こんなケースは稀ででしょうが,一応書いておきます.

iPadには低電力モードがない.

Handsome businessman working/
PHOTO: iStock by Getty Images

iPadには低電力モードがありません.#iPad低電力モードない.

「設定アプリ」から「バッテリー」の項目に進んでも,低電力モードの項目はみあたりません.もちろんコントロールセンターからも低電力モードの設定はできません.

iPadの電池消費を抑えたい場合は,アナログながら機内モードでネットに制限をかけたり,画面を暗めに設定しておくなど手動で省電力となるような設定に変更しましょう.

この事実もiOS11 時点.最近は「iPad OS」になっているので改めて調べておく必要があります.わかったら記事を加筆予定)

SMATU 調べ.
iPad(iOS11.0.2以前)には、低電力モードそのものがありません。

2020年11月時点でも,iPadには低電力モードが無い

この記事を更新した2020年11月7日時点でも,iPadに低電力モードは実装されていません.Appleの公式サイトにも

低電力モードはiPhoneのみでお使いいただけます.

iPhone で低電力モードを使ってバッテリーを長持ちさせる

としっかりと記載されています.

画像: Apple公式サイトのスクリーンショット.

〈了〉

SourceNote

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