【スマホ時代のデジタルマナー】実は危険!? 歩きスマホ編

春。
新社会人や大学生にとって、忙しくなる季節です。

環境も変わり、新しい企業や集団のなかで生活がスタートする人も多いと思います。
はじめて人と接するときに大切なことの一つが“マナー”です。

今週は、マナーの中でもスマホやパソコンを利用するうえでのデジタルマナーについて考えていきたいと思います。

7割以上が経験する「歩きスマホ」

スマートフォンやタブレット関連の市場調査を行なうMMD総研の調査によると、7割以上の人が歩きスマホを行っており、その中の2割以上の人は他人とぶつかるなどの事故を経験しています。

また、歩きスマホによる事故は年々増加傾向にあるそうです。
出典:「歩きスマホ」をしてぶつかったまたは怪我をした経験は21.6%、昨年度より4.1ポイント増

こうした事態に対して、各キャリア・鉄道会社などは「歩きスマホ=危険行為」としてポスターや動画などを利用して啓蒙活動を行っています。

歩きスマホ参勤交代/Samurai Smartphone Parade

ご紹介した動画は、docomoがYouTube公式サイトで公開している「歩きスマホ 参勤交代」という動画です。
動画内の数値は、先程ご紹介したMMD総研の数値を参照にしてあります。

99%の人が歩きスマホを危険だと感じていながら、
73%の人が歩きスマホの経験があると回答。

わかっちゃいるけどやめられない歩きスマホ。
いまだに、歩きスマホをする人は後を絶ちません。

舞台は、江戸時代。
都まで歩いて向かわなければならない参勤交代。
いま、まさに出発しようとしている大名行列。

歩きスマホで視界を奪われながらも江戸を目指す一行。

道中に待ちかまえる危険をくぐり抜け、
無事に江戸にたどり着くことはできるだろうか!?

続いても、docomoの作成した「全員歩きスマホin渋谷スクランブル交差点」という動画です。

全員歩きスマホin渋谷スクランブル交差点-もしもスクランブル交差点を横断する人が全員歩きスマホだったら?

渋谷のスクランブル交差点で、全員が歩きスマホをしたらどういう現象が起こるか?ということをシュミレーションしてあります。

動画の最後に、発生するであろう「衝突事故」「転倒事故」「スマホ落下事故」の件数を算出してあります。

結果は見てのお楽しみ♪
…衝撃の数値になっています。(怖いですね歩きスマホ)

純粋に「歩きスマホやめよう…」と感じる動画です。

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歩きスマホに関する世界情勢

2016年に入ってから海外では、歩きスマホが原因で川に女性が転落し溺死してしまう悲しい事件も起こっています。
参照:【海外発!Breaking News】歩きスマホに夢中の女性、川に転落し死亡(中国)

米国などでも歩きスマホは問題視されてきており、歩きスマホに対して罰金を課すことまで検討している州もでていています。

ヨーロッパのスマホ専用レーンも、一時期話題になったので覚えている人も多いでしょう。
出典:これで安心!?世界中に続々登場!「歩きスマホ専用レーン」

このように、世界的に見ても歩きスマホは良くない行為として考えられています。
安易に「自分は注意しているから大丈夫〜」などと思わず、悪い習慣は早めに治す努力が必要です。

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STOP!! 歩きスマホ

このように歩きスマホは、自分ばかりでなく他人にまで迷惑をかける良くない行為として考えられるようになっています。

マナーというと「食事マナー」や「ビジネスマナー」が代表的ですが、最近ネットでは“デジタルマナー”という言葉も少しづつ見かけるようになってきています。

マナー (英語: manners)
マナーの語源は「手で扱う方法」からきていると言われていて、現在は行儀や作法といった意味で非常に幅広く使われています。

出典:ウィズダム英和・和英辞典 2(iPhoneアプリより)

しかし、Googleなどで「デジタルマナー」と検索をかけてもそれほど多くの情報はヒットしません。

マナーというものは、時と場合や国によっても正解がことなり曖昧な部分もあります。
マナーとは「相手を不快にさせない気配り」です。

歩きスマホはケガ以外にも、歩くスピードが遅くなり周囲に迷惑をかけるといった弊害もあります。

また歩きスマホをしている姿を、会社の上司や先輩に見られてしまうのもあまり良いことではありませんね。

もしあなたが数年経って後輩を教育する立場になったとき
・歩きスマホで通勤してくる部下
・シュッとした姿勢で出勤する部下
どちらに好感を持ちますか?

恐らくは後者だと思います。

正しいデジタルマナーを身につけて、新生活をより快適にしてみてはいかがでしょうか?

デジタルマナー関連書籍のご紹介

今回ご紹介したデジタルマナーについては、週刊アスキーにとても分かりやすい特集が組まれています。

【保存版】と確信している号なので、デジタルマナーに興味のある人はぜひ一度ご覧ください。

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